移動平均線をベースにしたDMIのようなMT4インジケーターを表示する「UT_FAST」

更新日時：2020年07月22日 21:34

トレンドが始まったことを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「UT_FAST」は、JMAをベースにしたDMIのようなインジケーターで、次のような方に向いています。

1. トレンドの始まりを分析したい方

2. トレンドの方向を分析したい方

3. DMIをよく使用する方

以上のような方のためにこの記事では、「UT_FAST」について解説します。

1. UT_FASTの概要
2. UT_FASTを表示する方法
3. UT_FASTのパラメーター解説
4. まとめ

UT_FASTの概要

「UT_FAST」を起動すると、サブウィンドウに黄緑色のラインと赤色のラインが表示され、 JMAが上昇するごとに黄緑色のラインも上昇し、JMAが下降すると赤色のラインが上昇します。

黄緑色のラインが赤色のラインより高い水準で推移している場合は、相場が上昇トレンドに入った可能性を示し、赤色のラインが黄緑色のラインより高い水準で推移している場合は、相場が下降トレンドに入った可能性を示しています。

インジケーターの使い方はDMIに似ていますので、DMIを使用したことのある方であれば、すぐに慣れるのではないかと思います。

動意の薄い相場では、ダマしのシグナルが多くなる傾向にありますので、振り幅の小さいレンジ相場などでの使用は控えた方が良さそうです。

UT_FASTを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

UT_FASTのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「bars」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど過去に遡ってインジケーターを表示します。

まとめ

「UT_FAST」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

1. 使い方がDMIに似ている。

2. 黄緑色のラインが赤色のラインより高い水準で推移している場合は上昇トレンドのシグナル。

3. 赤色のラインが黄緑色のラインより高い水準で推移している場合は下降トレンドのシグナル。

「UT_FAST」は、トレンドが始まりを捉えたい方に向いているインジケーターです。

トレンドを検出するためのインジケーターを探しているという方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。