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上昇価格の値幅の合計と下降価格の値幅の合計をもとにトレンド転換のタイミングを表示するMT4インジケーター「Vortex Indicator」

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Vortex_Indicatorスクリーンショット

DMIは値動きの転換や方向を分析する際によく使用されるインジケーターですが、使いにくいと感じたことはないでしょうか。

「Vortex_Indicator」はDMIに似たインジケーターで、以下のような方に向いています。

  1. DMIが使いにくいと感じている方

  2. トレンドの転換を分析したい方

  3. トレンドの方向を分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「Vortex_Indicator」について解説します。

  1. Vortex_Indicatorの概要
  2. Vortex_Indicatorを表示する方法
  3. Vortex_Indicatorのパラメーター解説
  4. まとめ

Vortex_Indicatorの概要

「Vortex Indicator」は、Etienne BotesとDouglas Siepmanによって考案されたインジケーターで、トレンド転換のタイミングを表示します。

「Vortex Indicator」を起動するとサブウィンドウ上に、緑のラインと赤いラインが表示され、緑のラインが赤いラインを下から上に抜けた場合は上昇トレンド、赤いラインが緑のラインを下から上に向けた場合は、下降トレンドに転換した可能性を示しています。

「Vortex Indicator」は、以下の方法によって算出されます。

PlusVM=(直近の高値-前の安値)の絶対値

MinusVM=(直近の安値-前の高値)の絶対値

SumPlusVM=PlusVMを「VI_Length」期間合計した値

SumMinusVM=MinusVMを「VI_Length」期間合計した値

PlusVI(緑のライン)=SumPlusVM/ATR

MinusVI(赤いライン)=SumMinusVM/ATR

インジケーターの見方はDMIに似ていますので、DMIに触れたことのある方であれば、違和感なく使用できるかと思います。

持ち合い相場では、ダマしのシグナルが多くなりますので、そういった場面での使用は避けましょう。

「Vortex Indicator」は、4時間足と日足でうまく機能すると言われていますので、「Vortex Indicator」を使用する際は、これらの時間枠のチャートを使用した方がよいかもしれません。

Vortex_Indicatorを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Vortex_Indicatorのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Vortex_Indicator

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Vortex_Indicatorのパラメーター解説

Vortex_Indicatorパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Vortex_Indicator」のパラメーターは、算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。

入力項目 入力内容

VI_Length

VIの算出期間

初期値:14

インジケーターの算出期間を設定します。

「VI_Length」は、インジケーターと算出期間を設定するための項目です。

小さな値に設定すると値動きに対するインジケーターの反応が俊敏になり、大きな値に設定すると緩やかになります。

まとめ

「Vortex_Indicator」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. トレンドの転換を分析するためのインジケーター。

  2. 緑のラインが赤いラインを下から上に抜けた場合は上昇トレンドが発生したことを示している。

  3. 赤いラインが緑のラインを下から上に向けた場合は下降トレンドが発生したことを示している。

「Vortex_Indicator」は、トレンドの転換を捉えたい方に向いているインジケーターです。

DMIに不満がある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。