通貨ペア別に複数のインジケーターのシグナルを表示するMT4インジケーター「ZMFX_Forex_Trend_v3」
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複数の通貨ペアのトレンドをまとめて確認する方法があればと考えたことはないでしょうか。
MT4インジケーターの中にはインジケーターそのものではなく、インジケーターが発するシグナルとその方向のみをチャート上に表示するものもあり、「ZMFX_Forex_Trend_v3」もそういったインジケーターの一種で、次のような方に向いています。
複数の通貨ペアのトレンドをひとつのチャート上で確認したい方
この記事では上記のような方のために、「ZMFX_Forex_Trend_v3」について解説します。
ZMFX_Forex_Trend_v3の概要
「ZMFX_Forex_Trend_v3」は表形式のインジケーターで、列は通貨ペア、行にはインジケーターが割り振られており、通貨ペア毎に各インジケーターが発するシグナルを確認することができます。
シグナルが黄緑色で表示されている場合は、その通貨ペアと対応するインジケーターが強い上昇トレンドにある可能性を示唆し、緑色で表示されている場合は緩やかな上昇トレンドのシグナルです。
茶色で表示されている場合は緩やかな下降トレンド、赤で表示されている場合は強い下降トレンドが発生した可能性を示しています。
インジケーターの開発者は、メインで取引している時間枠よりも大きい時間枠のチャートに表示し、その中で最も強気か弱気な通貨ペアを選択して取引することを推奨しています。
本来であればシグナルに応じた方向の矢印が表示されるようですが、筆者の環境によるものかインジケーターの不具合かは不明ですが、矢印は表示されませんでした。
「ZMFX_Forex_Trend_v3」はエントリーのタイミングを知らせるものではないため、何らかのエントリーのタイミングを計る方法と組み合わせて使用する必要があります。
ZMFX_Forex_Trend_v3を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ZMFX_Forex_Trend_v3のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ZMFX_Forex_Trend_v3のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
note |
トレンドを表示する8つの通貨ペア名を入力 |
symbol1 |
通貨ペア1 初期値:EURUSD シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol2 |
通貨ペア2 初期値:GBPUSD シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol3 |
通貨ペア3 初期値:AUDUSD シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol4 |
通貨ペア4 初期値:NZDUSD シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol5 |
通貨ペア5 初期値:EURGBP シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol6 |
通貨ペア6 初期値:USDCAD シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol7 |
通貨ペア7 初期値:USDJPY シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
symbol8 |
通貨ペア8 初期値:USDCHF シグナルを表示する通貨ペア名を入力します。 |
EMA1_period |
指数平滑移動平均1の算出期間 初期値:10 指数平滑移動平均1の算出期間を設定します。 |
EMA2_period |
指数平滑移動平均2の算出期間 初期値:50 指数平滑移動平均の算出期間2を設定します。 |
EMA3_period |
指数平滑移動平均3の算出期間 初期値:200 指数平滑移動平均の算出期間3を設定します。 |
Stochastic_period |
ストキャスティクス算出期間 初期値:30 ストキャスティクスの算出期間を設定します。 |
CCI_period |
CCI算出期間 初期値:50 CCIの算出期間を設定します。 |
RSI_period |
RSI算出期間 初期値:14 RSIの算出期間を設定します。 |
MACD_period |
MACD算出期間 初期値:20 MACDの算出期間を設定します。 |
note2 |
座標 |
X |
X軸座標 初期値:40 インジケーターの水平方向の表示位置を調整します。 |
Y |
Y軸座標 初期値:20 インジケーターの垂直方向の表示位置を調整します。 |
Corner |
インジケーターを表示する角 初期値:1 インジケータを表示するコーナーを設定します。 |
TxtClr |
テキストの色 初期値:White テキストの表示色を設定します。 |
High_up_color |
強い上昇トレンドの色 初期値:Lime 強い上昇トレンドを示すマーカーの表示色を設定します。 |
UpClr |
上昇トレンドの色 初期値:DarkGreen 上昇トレンドを示すマーカーの表示色を設定します。 |
DnClr |
下降トレンドの色 初期値:FireBrick 下降トレンドを示すマーカーの表示色を設定します。 |
High_down_color |
強い下降トレンドの色 初期値:Red 強い下降トレンドを示すマーカーの表示色を設定します。 |
「symbol1」から「symbol8」は、シグナルを表示する通貨ペアを設定するための項目です。
「EMA1_period」から「MACD_period」までの項目は、各インジケーターの算出期間を設定するための項目で、設定値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。
「Corner」はインジケーターをチャート上のどのコーナーに表示するのかを設定するための項目で、0が左上、1が右上、2が左下、3に設定すると右下に表示されます。
まとめ
「ZMFX_Forex_Trend_v3」の特徴をまとめると以下のようになります。
複数の通貨ペアのシグナルをまとめて表示する。
黄緑色は強い上昇トレンドのシグナル、緑色は緩やかな上昇トレンドのシグナル。
赤色は強い下降トレンドのシグナル、茶色は緩やかな下降トレンドのシグナル。
「ZMFX_Forex_Trend_v3」は、複数の通貨ペアのトレンドを大まかに把握しておきたい方に適しているインジケーターです。
このインジケーターで取引する通貨ペアの候補を絞り、そこからさらに詳しく分析を行っていくと良いでしょう。