パラボリックSARとストキャスティクスを用いた取引の損益を表示するMT4インジケーター「RosyPipsIndicator」
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取引の結果を、シミュレーションできるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「RosyPipsIndicator」は、ストキャスティクスとパラボリックSARをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。
ストキャスティクスとパラボリックSARを組み合わせて使用している方
取引の結果をシミュレーションしたい方
この記事では「RosyPipsIndicator」について詳しく解説します。
RosyPipsIndicatorの概要
「RosyPipsIndicator」を起動すると、チャート左上にシミュレーションの結果が表示されます。
「RosyPipsIndicator」では、ストキャスティクスが25より低い状態で、パラボリックSARが終値より低く、ひとつ前のパラボリックSARが終値より高い場合、買いシグナルを発します。
ストキャスティクスが70より高い状態で、パラボリックSARが終値より高く、ひとつ前のパラボリックSARが終値より低い場合は、売りシグナルを発します。
シグナルが出たポイントには、黄色のマーカーを表示。
取引結果は、ロング・ショート別々に表示され、1番下にトータルの損益が表示されます。
RosyPipsIndicatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RosyPipsIndicatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RosyPipsIndicatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
sar1 |
加速因数 初期値:0.002 パラボリックSARの加速因数を設定します。 |
sar2 |
加速因数の上限 初期値:0.2 パラボリックSARの加速因数の上限を設定します。 |
profit |
利益幅 初期値:30 エントリー水準から利益を確定する値幅を設定します。 |
loss |
損失幅 初期値:100 エントリー水準から損失を確定する値幅を設定します。 |
spread |
スプレッド 初期値:5 シミュレーションに適用するスプレッドを設定します。 |
Star_Body_Length |
ローソク足の最大値幅 初期値:15 シグナルを出すローソク足の本体部分の最大値幅を設定します。 |
year |
年 初期値:2014 シミュレーションを開始する年を設定します。 |
month |
月 初期値:01 シミュレーションを開始する月を設定します。 |
day |
日 初期値:01 シミュレーションを開始する日を設定します。 |
「sar1」は、パラボリックSARの加速因数を設定するための項目です。
大きな値に設定するほど、パラボリックSARが価格にはやく追いつきます。
「sar2」は、加速因数の上限を設定するための項目です。
ここで設定した値以上に、パラボリックSARが加速することはありません。
「profit」「loss」は、利益幅と損失幅を設定するための項目です。
設定した値に応じて、シミュレーションの結果も変化します。
「year」「month」「day」は、シミュレーションを開始する年月日を設定するための項目です。
ただし、チャートに表示されている期間が設定した年月日より短い場合は、チャートに価格データが読み込まれている期間が適用されます。
まとめ
「RosyPipsIndicator」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
ストキャスティクスとパラボリックSARをもとに取引した場合の損益をシミュレーションできる
シグナルを黄色のマーカーで表示する
「RosyPipsIndicator」は、インジケーターの手法と同じ方法で取引している方に向いているインジケーターです。
使用している手法のパフォーマンスを確認したい方は、試してみるとよいでしょう。