MetaQuotes開発によるもうひとつのジグザグを表示するMT4インジケーター「Zigzag2_R」
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ジグザグ系のMT4インジケーターにはさまざまな種類が存在しますが、通常のものとは異なるジグザグを試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「Zigzag2_R」は以下のような方に向いています。
ジグザグをよく使用する方
実験的なジグザグを試してみたい方
この記事では「Zigzag2_R」について詳しく解説します。
Zigzag2_Rの概要
MT4に標準で搭載されているジグザグは、DRAW SECTIONという方法でジグザグのラインを描写していますが、「Zigzag2_R」ではDRAW ZIGZAGという方法が用いられており、この方法では標準のジグザグでは描写できない同じバーの中にある高値と安値を結ぶジグザグを描写することができます。
このインジケーターはMT4の開発元であるMetaQuotes Software Corpによって開発されたものです。
MetaQuotes Software Corpによると「Zigzag2_R」は、DRAW SECTIONとDRAW ZIGZAGの挙動の違いを説明するために開発したインジケーターとのことで、実際の取引で使用することを想定して開発されたものではないようです。
通常のジグザグと同様の方法で使用できるインジケーターではありますが、使用する場合は通常のジグザグと動作の比較を行った方が良いかもしれません。
Zigzag2_Rを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Zigzag2_Rのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Zigzag2_Rのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ExDepth |
デプス 初期値:12 値動きを検出する最小の値幅を設定します。 |
ExDeviation |
ディビエーション 初期値:5 偏差を設定します。 |
ExBackstep |
バックステップ 初期値:3 反転を検出する期間を設定します。 |
「ExDepth」は値動き検出する最小値幅を設定するための項目で、設定した値に応じてジグザグに反映される波動が変化します。
「ExDeviation」は偏差を設定するための項目ですが、変更しても劇的にインジケーターの動作が変わるわけではありませんので留意しておきましょう。
「ExBackstep」は、値動きの反転を判定する期間を設定するための項目で、大きなに設定すると一時的なプルバックは無視されます。
まとめ
「Zigzag2_R」について解説してきましたが、ポイントをまとめると次のようになります。
DRAW ZIGZAGという方法を採用したジグザグ。
同じバーの中にある高値と安値を結ぶジグザグを描写できる。
DRAW SECTIONとDRAW ZIGZAGの挙動の違いを説明するために開発したインジケーター。
「Zigzag2_R」は、実験的なインジケーターを試してみたい方に向いているインジケーターです。
DRAW SECTIONとDRAW ZIGZAGの挙動の違いを説明するために開発されたインジケーターなので、トレーダー向けというよりは開発者向けと言えそうです。