検出したウォルフ波動の各ピークに番号を表示するMT4インジケーター「Wolf」
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値動きのパターンをもとに、エントリーの水準を分析する方法があればと考えたことはないでしょうか。
「Wolf」は、チャート上に現れたウォルフ波動を自動的に検出するインジケーターで、次のような方に向いています。
ウォルフ波動を使用した手法を試してみたい方
エントリー水準の目安を確認したい方
ジグザグを使用したことがある方
以上のような方のためにこの記事では、「Wolf」について解説します。
Wolfの概要
インジケーターを起動するとジグザグが青いラインで表示され、ウォルフ波動を検出すると各ピークには番号が表示され、1と4を結ぶ直線が緑色のラインとして表示されます。
「Wolf」が買いのウォルフ波動を検出する条件は、1番目のピークが2番目のピークより低いこと、3番目のピークが1番目のピークより低いこと、3番目のピークが4番目のピークより低いことの3つです。
反対に、1番目のピークが2番目のピークより高いこと、3番目のピークが1番目のピークより高いこと、3番目のピークが4番目のピークより高いこと、という3つの条件が揃うと売りのウォルフ波動として表示されます。
相場の状況によっては、ジグザグを調整する必要がありますが、シンプルなインジケーターですので使い方に戸惑うことも少ないかと思います。
Wolfを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Wolfのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Wolfのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Wolf」のパラメーターは、ジグザグのパラメーターと共通の項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
ExDepth |
深度 初期値:25 値動きを検出する最小値幅を設定します。 |
ExDeviation |
偏差 初期値:5 偏差を設定します。 |
ExBackstep |
期間 初期値:3 反転を検出する期間を調整します。 |
「ExDepth」は値動きを検出する最小値幅を設定するための項目で、大きな値に設定するの価格の小さなスイングは無視されます。
大きな値動きのみをインジケーターに反映したい場合は、大きな値に変更した方が良いでしょう。
まとめ
「Wolf」について解説してきましたが、ポイントまとめると以下のようになります。
ジグザグをもとにウォルフ波動を自動的に検出する。
ジグザグは青いラインで表示される。
ウォルフ波動を検出すると各ピークに番号が表示される。
1と4を結ぶ直線は緑色のラインとして表示される。
「Wolf」はウォルフ波動を使ってエントリーの水準を分析している方に向いているインジケーターです。
「Wolf」を使用することでウォルフ波動を探しやすくなるため、ウォルフ波動でエントリーする手法を採用している方であれば、活用できる場面も多いのではないでしょうか。
実際の相場でどの程度うまく機能するのか、十分にテストを行った上で使用することをおすすめします。