相場の向かっている方向を直線と矢印で表示するMT4インジケーター「ZigAndZag」
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トレンドの方向を確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「ZigAndZag」は、ジグザグをもとにしたインジケーターで次のような方に向いています。
トレンドの方向を分析したい方
トレンドフォロー系の手法を使用している方
以上のような方のためにこの記事では、「ZigAndZag」について解説します。
ZigAndZagの概要
「ZigAndZag」はbookkeeperによって開発されたインジケーターで、トレンドの向かっている方向を矢印と直線で表示するものです。
下向きの矢印が表示されている場合、相場が下降トレンドの状態にあることを示し、上向きの矢印が表示されている場合は相場が上昇トレンドの状態にあることを示しており、それぞれの矢印はインジケーターが検出した波動の高値/安値に表示されます。
相場が向かっている方向を示す水色の破線は、矢印の向きが変わったポイント付近の高値/安値をつけたローソク足同士を結んで表示されます。
「ZigAndZag」の別のバージョンであるZigAndZag[alert]との違いは、トレンドの転換をアラート通知する機能の有無で、「ZigAndZag」にアラート通知機能は実装されていません。
トレンドの向かっている方向を表示するインジケーターには様々なものがありますが、「ZigAndZag」は比較的大きなトレンドを捉えたい場合に向いているインジケーターのようです。
「ZigAndZag」を使用することでトレンドの向かっている方向と転換を把握することができますが、エントリーのタイミングや水準を計ることができるインジケーターではないため、他のインジケーターや手法と組み合わせた上で使用することをおすすめします。
ZigAndZagを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ZigAndZagのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ZigAndZagのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「ZigAndZag」のパラメーターは、2項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
KeelOver |
反転期間 初期値:55 反転期間を設定します。 |
Slalom |
回転期間 初期値:17 矢印が表示される頻度を調整します。 |
「KeelOver」は反転期間を設定するための項目で、値を小さく設定しすぎるとインジケーター自体がチャートに表示されなくなるので注意しましょう。
「Slalom」は回転期間を設定するための項目で、設定した値に応じて矢印が表示される頻度が変化します。
小さな値に設定するほど矢印が表示される頻度が高くなり、反対に大きな値に設定するほど頻度が低くなります。
まとめ
「ZigAndZag」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
トレンドが向かっている方向をラインと矢印で表示する。
上向きの矢印が表示されている場合は上昇トレンドが発生した可能性を示している。
下向きの矢印が表示されている場合は下降トレンドが発生した可能性を示している。
「ZigAndZag」は、トレンドが向かっている方向を分析したい方に向いているインジケーターです。
ノイズも少ないため比較的トレンドを把握しやすい部類のインジケーターと言えるのではないでしょうか。