ジグザグと高値/安値にもとづいたチャネルを表示するMT4インジケーター「ZigZagHistory」

更新日時：2020年11月02日 23:51

チャネルは値動きが反転する可能性がある水準や、ブレイクアウトが発生しそうな水準を探す際によく使用されます。

「ZigZagHistory」はチャネルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. ジグザグを使用したことがある方

2. チャネル系のインジケーターを探している方

以上のような方のためにこの記事では、「ZigZagHistory」について詳しく解説します。

1. ZigZagHistoryの概要
2. ZigZagHistoryを表示する方法
3. ZigZagHistoryのパラメーター解説
4. まとめ

ZigZagHistoryの概要

「ZigZagHistory.mq4」はジグザグと高値/安値をもとにしたチャネルと、その中間の水準の示すラインをチャート上に表示するインジケーターです。

ジグザグは赤いライン、チャネルの上限/下限はそれぞれ緑、チャネルの中間ラインはグレーで表示されます。

ハイローチャネルのような使い方ができそうですが、開発者による使用方法の説明がないため、そういった方法で使用する場合には十分なテストが必要です。

また、レンジ相場や動意の薄い場面ではチャネルの上限/下限付近で反転するケースも多いので、このインジケーター単体で使用するのではなく、トレンドの有無を判断するためのインジケーターと一緒に使用した方が良さそうです。

チャネル内での値動きをジグザグを用いて直線的に表示するため、値動きを追跡しやすいインジケーターと言えます。

相場によってはジグザグが思うようにスイングを捉えられない可能性があり、マーケットによってはパラメーターの調整が必要かもしれません。

ZigZagHistoryを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

ZigZagHistoryのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「ZigZagHistory」のパラメーターは、3つの項目で構成されています。

「ExDepth」は、ジグザグに反映する最小の値幅を設定するための項目で、設定値に応じてジグザグに反映される波動の大きさが変化します。

「ExDeviation」は、ジグザグの偏差を設定するための項目で、値に応じてピークの位置が変化しますが、劇的に変わるわけではないので留意しておきましょう。

「ExBackstep」は反転を検出する期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると小さな値動きの逆行は無視されます。

まとめ

「ZigZagHistory」の特徴をまとめると次のようになります。

1. ジグザグに基づいてチャネルを表示する。

2. ジグザグは赤色のライン、チャネルの上限と下限は緑色のライン、 チャネルの中間水準はグレーのラインで表示される。

「ZigZagHistory」は、値動きを追跡しやすいチャネル系のインジケーターを探している方に、適したインジケーターです。

チャネルを使用しているトレーダーにとっては、試してみる価値のあるインジケーターと言えますが、単体での使用は避けた方が良いでしょう。