中間値が0のウィリアムズ％Rを表示するMT4インジケーター「VininI_MV_WPR(v1)」

更新日時：2020年08月13日 15:54

テクニカル分析においてウィリアムズ％Rは、よく使用されるインジケーターのひとつですが、使いにくいと感じたことはないでしょうか。

「VininI_MV_WPR」はウィリアムズ％R（WPR）をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

1. ウィリアムズ％Rに不満を感じている方

2. 価格の振り幅を分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「VininI_MV_WPR」について解説します。

1. VininI_MV_WPRの概要
2. VininI_MV_WPRを表示する方法
3. VininI_MV_WPRのパラメーター解説
4. まとめ

VininI_MV_WPRの概要

インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に水色のラインで「VininI_MV_WPR(v1)」が表示されます。

「VininI_MV_WPR(v1)」の見方は通常のWPRと同じですが、算出方法は少し異なっており、以下の方法で算出されます。

VininI_MV_WPR(v1)＝（（（直近の終値－「WPR_Period」期間の最高値）/（「WPR_Period」期間の最高値－「WPR_Period」期間の最安値）×100）+50）×2

インジケーターの見方は通常のWPRと同様ですので、使い方に戸惑うことも少ないのではないかと思います。

一般的なWPRでは買われ過ぎ水準が－20％、売られ過ぎ水準が－80％に設定される場合が多いですが、「VininI_MV_WPR(v1)」では一般的なWPRと値の振り幅が異なるため、これらの水準を買われ過ぎ/売られ過ぎ水準として、使用できないという点に留意しておきましょう。

VininI_MV_WPRを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

VininI_MV_WPRのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「VininI_MV_WPR(v1)」は、チャートに表示中の通貨ペアの価格データをもとに算出されるわけではなく、「WPR_Symbol」で指定した通貨ペアの価格データをもとに算出されます。

「WPR_Symbol」は、インジケーターの算出に用いる通貨ペアを指定するための項目です。

チャートに表示している通貨ペアに合わせて変更しましょう。

「WPR_Period」は、ウィリアムズ％Rの算出期間を設定するための項目です。

算出期間を短くすると値動きに対するインジケーターの反応が俊敏になり、長くすると反応が緩やかになります。

まとめ

「VininI_MV_WPR」の特徴をまとめると以下のようになります。

1. 通常のウィリアムズ％Rとインジケーターの見方は類似している。

2. 通常のウィリアムズ％Rとは振り幅が異なる。

「VininI_MV_WPR」は、価格の振り幅の程度を分析したい方に向いているインジケーターです。

通常のウィリアムズ％Rに不満がある方は、一度試してみると良いでしょう。