WPRをベースにしたオシレーターで値動きの方向を表示するMT4インジケーター「VininI_MV_MA_WPR(v1)」
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MT4には標準でウィリアムズ%Rがインストールされていますが、ダマしのシグナルに悩まされた経験はないでしょうか。
「VininI_MV_MA_WPR(v1)」は、ウィリアムズ%R(WPR)に平滑化処理を施したインジケーターで、次のような方に向いています。
ウィリアムズ%Rのノイズに悩まされている方
ウィリアムズ%Rをよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「VininI_MV_MA_WPR(v1)」について解説します。
VininI_MV_MA_WPR(v1)の概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上に水色のラインでWPRが表示されます。
VininI_MA_WPR(v1)という同じ開発者によって、開発されたインジケーターも、平滑化したWPRを表示するインジケーターですが、こちらは平滑化方法が単純移動平均に固定されていますが、「VininI_MV_MA_WPR(v1)」は、平滑化方法の変更が可能です。
「VininI_MV_MA_WPR(v1)」の算出方法は以下の通りです。
WPR=(「WPR_Period」期間のウィリアムズ%R+50)×2
VininI_MV_MA_WPR(v1)=WPRの「MA_Period」期間移動平均
インジケーターの使い方は一般的なWPRと同じですので、WPRを使用したことがある方であれば、問題なく使用できるかと思います。
VininI_MV_MA_WPR(v1)を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VininI_MV_MA_WPR(v1)のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VininI_MV_MA_WPR(v1)のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
WPR_Symbol |
WPRの通貨 初期値:GBPUSD WPRの算出に用いる通貨ペアを指定します。 |
MA_Period |
平滑化期間 初期値:5 WPRを平滑化する期間を設定します。 |
MA_Mode |
平滑化方法 初期値:0 平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。 |
WPR_Period |
WPR算出期間 初期値:14 WPRの算出期間を設定します。 |
Limit |
表示期間 初期値:1440 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「VininI_MV_MA_WPR(v1)」を使用する上で、注意しなければならないのは、通貨ペアを指定する必要があるという点です。
初期設定の「WPR_Symbol」では、通貨ペアがGBPUSDになっていますので、他の通貨ペアのチャートでこのインジケーターを使用する場合は、表示中のチャートの通貨ペア名と「WPR_Symbol」に入力する通貨ペア名を一致させる必要があります。
「MA_Mode」は、ウィリアムズ%Rの平滑化方法を設定するための項目です。
0に設定すると単純移動平均が適用され、1が指数平滑移動平均、2が平滑化移動平均、3に設定した場合は線形加重移動平均で平滑化が実行されます。
まとめ
「VininI_MV_MA_WPR(v1)」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
平滑化したウィリアムズ%Rを表示する。
パラメーターで通貨ペアを指定する必要がある。
「VininI_MV_MA_WPR(v1)」は、ウィリアムズ%Rのノイズに悩まされている方におすすめです。
ウィリアムズ%Rを普段から使用している方は、導入を検討してみると良いでしょう。