WPRをベースにしたヒストグラムを表示するMT4インジケーター「VininI_Trend_WPR」

更新日時：2020年08月13日 15:47

価格がどの程度の振り幅で動いているのかを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「VininI_Trend_WPR」はウィリアムズ％R（WPR）をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 価格の振り幅を分析したい方

2. ウィリアムズ％Rをよく使用する方

上記のような方のためにこの記事では、「VininI_Trend_WPR」について解説します。

1. VininI_Trend_WPRの概要
2. VininI_Trend_WPRを表示する方法
3. VininI_Trend_WPRのパラメーター解説
4. まとめ

VininI_Trend_WPRの概要

インジケーターを起動すると、黄色いヒストグラムとヒストグラムの値を平滑化した赤いラインが、サブウィンドウ上に表示されます。

「VininI_Trend_WPR」の算出方法は以下の通りです。

sum=（（（「WPR_Start」+ｊ×「WPR_Step」）期間WPR）+50）×2

ｊ＝0から計算を始めて1ずつ増加し、「WPR_Count」でjの上限を設定します。

WPR=sum/「WPR_Count」

sum2=（WPR－sum）の2乗

value1=（sum2/WPR_Count）の平方根

value2=value1の移動平均

インジケーターのカウントが開始されたバーの水準が、このインジケーターの中間水準で、「VininI_Trend_WPR」が表示する値は、カウントが開始されたバーからの価格の振り幅です。

そのため、WPRがベースになってはいますが、一般的なWPRとは別のインジケーターと捉えた方が良いかもしれません。

VininI_Trend_WPRを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

VininI_Trend_WPRのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「WPR_Step」は、ウィリアムズ％Rの算出期間を増加させる間隔を設定するための項目で、大きな値に設定するほど増加のペースが速くなります。

「WPR_Count」は、ウィリアムズ％Rの算出期間を何回増加させるのかを設定するための項目です。

まとめ

「VininI_Trend_WPR」の特徴をまとめると以下の通りです。

1. ウィリアムズ％R（WPR）をベースにしている。

2. 計算を開始した時点の価格が0の水準。

3. 開始時点からの価格の振り幅を表示している。

「VininI_Trend_WPR」は、価格の振り幅を確認したい方に向いているインジケーターです。

実際の取引で使用する前に、バックテストを行うことをお奨めします。