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移動平均線と偏差をもとにしたチャネルを表示するMT5インジケーター「bb」

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bbスクリーンショット

ボラティリティーの変化に対応できるチャネルがあればと考えたことはないでしょうか。

ボリンジャーバンドは標準偏差にもとづいて、チャート上にチャネルを表示するインジケーターで、テクニカル分析においてよく用いられるインジケーターの1つです。

「bb」は、John A. Bollingerによって考案されたオリジナルのボリンジャーバンドを、MT5で表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. ボラティリティーの変化に対応できるチャネルを探している方

  2. ボリンジャーバンドよく使用する方

以上のような方のためにこの記事では、「bb」について解説します。

  1. bbの概要
  2. bbを表示する方法
  3. bbのパラメーター解説
  4. まとめ

bbの概要

「bb」を起動すると、水色のラインでボリンジャーバンドが表示されます。

「bb」の算出方法は以下の通りです。

中央ライン=終値のN期間単純移動平均

sum1=(終値--終値のN期間単純移動平均)の2乗のN期間合計

標準偏差=(sum1/N)の平方根

バンド上限=中央ライン+(「Deviation」×標準偏差)

バンド下限=中央ライン-(「Deviation」×標準偏差)

ボリンジャーバンドを用いた取引手法はいくつかありますが、代表的な手法の1つに価格がバンドの上限や下限に接触したところで、バンドの内側に向かってエントリーする方法があります。

そのほか、バンドの上限や下限を価格が超えた場合、トレンドに入ったと判断してバンドの外側に向かってエントリーする方法もあります。

bbを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

bbのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

bb

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

bbのパラメーター解説

bbパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「bb」のパラメーターは3つの項目で構成されています。

入力項目 入力内容

Period

ボリンジャーバンド算出期間

初期値:20

ボリンジャーバンドの算出期間を設定します。

Shift

ボリンジャーバンドのシフト

初期値:0

ボリンジャーバンドの表示位置が左右に移動します。

Deviation

偏差

初期値:2

ボリンジャーバンドの幅が変化します。

「Period」は、ボリンジャーバンドの算出に用いる移動平均の算出期間を設定するための項目で、値に応じて値動きに対するボリンジャーバンドの反応速度が変化します。

「Shift」は、ボリンジャーバンドの表示位置を設定するための項目で、設定値に応じてボリンジャーバンドの表示位置が左右に移動します。

「Deviation」は、標準偏差の偏差を設定するための項目で、大きな値に設定するほどボリンジャーバンドの幅が広くなります。

ボリンジャーバンドの偏差は、1や2に設定するのが一般的です。

まとめ

「bb」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 標準的なボリンジャーバンドを表示するインジケーター。

  2. 価格とバンドが接触した時に逆張りする方法と、バンドのブレイクでエントリーする方法が存在する。

ボリンジャーバンドはMT5に標準でインストールされていますが、「bb」は標準のボリンジャーバンドが何らかの理由で使用できない場合の代替として、活用できるインジケーターです。

標準のものと使い勝手も変わらないため、普段からボリンジャーバンドを使用している方であれば、設定や使い方で戸惑うことも少ないでしょう。