ヒゲのない足に印を付けるMT5インジケーター「Without_shadow_arrow」
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特定の形のローソク足を、自動的に検出してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Without_shadow_arrow」は、特定のローソク足に記号を表示するインジケーターで次のような方に向いています。
ローソク足とパターンを分析している方
バックテストを行いたい方
この記事では「Without_shadow_arrow」について詳しく解説します。
Without_shadow_arrowの概要
価格や値動きをもとに算出した値を使用したインジケーターは、相場のノイズを取り除き、トレーダーに様々な情報を与えてくれます。
一方で、テクニカル分析では値動きそのものを分析する古典的な方法もいまだによく利用されています。
ローソク足のパターンを基に相場の状態を分析する方法を、チャートの見方を学ぶ過程で知ったという方も多いのではないでしょうか。
「Without_shadow_arrow」は、片方にのみヒゲが出ているローソク足と、ヒゲの無いローソク足を自動的に検出するインジケーターです。
標準の設定では上ヒゲがない足には、緑色の印がその足の上に表示され、下ヒゲがない足には水色の印がその足の下に表示されます。
チャートの縮尺や表示方法によって、印とローソク足が近過ぎて見にくい場合は、パラメーターを調整することで、ローソク足と印の距離を広げて見やすくすることもできます。
Without_shadow_arrowを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Without_shadow_arrowのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Without_shadow_arrowのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Without_shadow_arrow」は、シグナルに表示する記号の種類を設定するための項目と、記号の表示位置を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Symbol code to draw Shadow |
記号 初期値:174 表示する記号の種類を設定します。 |
Arrow shift |
記号の位置 初期値:9 記号の表示位置を設定します。 |
「Symbol code to draw Shadow」は、表示する記号を設定するための項目です。
OBJ_ARROWと呼ばれる特殊文字の中から、コードを指定して表示する印を選択します。
そのため、パラメーターを変更する場合は、番号で指定する必要があります。
「Arrow shift」は記号の表示位置を設定するための項目です。
大きな値に設定するほどローソク足から離れた位置に記号が表示されます。
まとめ
「Without_shadow_arrow」の特徴をまとめると以下のようになります。
ヒゲないローソク足や片方にしかヒゲがないローソク足を検出して記号を表示する。
上にヒゲが出ているローソク足には緑色の記号を表示。
下にヒゲが出ているローソク足には水色の記号を表示。
「Without_shadow_arrow」は、ローソク足のパターンを探している方に向いているインジケーターです。
プライスアクション・トレーダーなど、ローソク足のパターンを分析している人が、バックテストを行う際に、ヒゲのないローソク足を含むパターンを探すのに役立つインジケーターと言えるでしょう。