トレンドに合わせて色が変化するローソク足を表示するMT5インジケーター「imovment」
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ローソク足チャートは国内での人気が高く、使用している人が多いですが、値動きの変化をもっと確認しやすくできないだろうかと、考えたことはないでしょうか。
「imovment」は、検出したトレンドに応じてローソク足の色を変化させるインジケーターで、次のような方に向いています。
ローソク足チャートを使用している方
値動きの変化を一目で確認できるようにしたい方
この記事では以上のような方のために、「imovment」について解説していきます。
imovmentの概要
「imovment」を起動すると上昇トレンドではローソク足を青色、下降トレンドでは赤色で表示します。
また、検出したトレンドに逆らった方向(リトレースメント)に価格が動いた場合は、その程度に応じてローソク足を薄い色で表示します。
上昇トレンドの中でリトレースメントがあった場合、値幅が大きい程薄い青色でローソク足が表示され、トレンドが下に転換したと判定されたポイントには白いローソク足を表示します。
下降トレンドの場合も同様で、リトレースメントの値幅が大きいほど薄い赤色でローソク足を表示し、完全にトレンドが上に転換したポイントには白いローソク足を表示します。
それぞれのローソク足の色は、パラメーターで変更することが可能です。
チャートの背景色を白で表示している場合は、トレンドが転換した際のローソク足が背景と同化して見えなくなってしまいますので、別の色に変更した方が良いでしょう。
imovmentを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
imovmentのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
imovmentのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Movment |
転換値幅 初期値:70 トレンドが転換したと判定する値幅を設定します。 |
UpColor |
上昇トレンドの色 初期値:Blue 上昇トレンドでのローソク足の色を設定します。 |
UpBackColor |
上昇トレンドのリトレースメントの色 初期値:White 上昇トレンドに対するリトレースメントのローソク足の色を設定します。 |
DnColor |
下降トレンドの色 初期値:Red 下降トレンドでのローソク足の色の設定します。 |
DnBackColor |
下降トレンドのリトレースメントの色 初期値:White 下降トレンドに対するリトレースメントのローソク足の色を設定します。 |
Auto5Digits |
桁数調整の有効/無効 初期値:true falseに設定すると桁数の調整が無効になります。 |
「Movment」で設定した値幅以上に価格がトレンドと反対方向に動いた場合、トレンドが転換したと判定されます。
「Auto5Digits」に関しては特にこだわりがなければ、初期設定のまま使用した方が良いでしょう。
まとめ
「imovment」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
上昇トレンドではローソク足を青色、下降トレンドでは赤色で表示する。
検出したトレンドに逆らった方向に価格が動いた場合は、ローソク足を薄い色で表示する。
トレンドが転換したポイントには白いローソク足を表示する。
「imovment」は、ローソク足でトレンドの変化を一目で確認できるようにしておきたい方に、向いているインジケーターです。
このインジケーターのみで、エントリーのタイミングを分析するのは難しいため、実際の取引で使用する場合は、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。