ステップチャネルでダマしを低減させたCCIを表示するMT5インジケーター「cci_on_stepchannel」
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CCIは、相場にはサイクルが存在するという考え方にもとづいており、サイクルをもとに値動きの転換を捉えるために考案されたインジケーターです。
「cci_on_stepchannel」は、CCIのノイズを低減させたインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの転換を捉えたい方
逆張り系の手法を使用している方
CCIを使用している方
以上のような方のために、「cci_on_stepchannel」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
cci_on_stepchannelの概要
「cci_on_stepchannel」を起動するとサブウィンドウ上に、CCIの値がヒストグラムで表示され、インジケーターの値が0より高い場合は水色、0より低い場合はピンクで表示されます。
また、一定期間中につけたインジケーターの最高値や最低値がグレーの破線で表示されます。
一般的にCCIは、Typical Price（TP＝（高値＋安値＋終値）/3）の移動平均線をもとに算出されますが、「cci_on_stepchannel」では、ステップチャネルの中間水準をもとに算出しています。
そのため、ノイズ程度の小さな値動きには、インジケーターが反応しないためCCIのノイズが少なくなっています。
一般的なCCIでは、100％を買われ過ぎ水準、－100％を売られ過ぎ水準として、インジケーターの値が、この水準に到達することでシグナルを発しますが、「cci_on_stepchannel」では、0水準とインジケーターの交差がシグナルになり、インジケーターが0水準を下から上に抜いた場合は買いシグナル、反対に0水準を上から下に抜いた場合は売りシグナルです。
cci_on_stepchannelを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
cci_on_stepchannelのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加（インストール）の手順を説明ページを作ってみました。追加（インストール）手順が分からないという方はご参考下さい。
cci_on_stepchannelのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
| 入力項目 | 入力内容 |
Scale factor |
ステップチャネルのステップ幅 初期値：2.25 値を小さくするほど小さな値動きに反応します。 |
Smooth Period |
平滑化期間 初期値：3 値を大きくするとインジケータの表示が滑らかになります。 |
Volatility Period |
ステップチャネルの移動平均算出期間 初期値：70 価格に対するステップチャンネルの反応が緩やかになります。 |
CCI Period |
CCIの算出期間 初期値：32 値を大きくすると価格に対するCCIの反応が緩やかになります。 |
普段からCCIを使用している場合は、普段使用しているCCIに合わせて算出期間を設定するとよいでしょう。
また、「Scale factor」の値を大きくすることで、インジケーターがシグナルを発する頻度を減らすことができますので、ダマしのシグナルが多い場合は「Scale factor」の値でシグナルが出る頻度を調整できます。
まとめ
「cci_on_stepchannel」の使い方やパラメーターの設定について解説しましたが、要点をまとめると以下のようになります。
ステップチャンネルの中心線の値をもとに算出したCCIを表示
0の水準を下から上に抜けた場合は買いシグナル。
0の水準を上から下に抜けた場合は売りシグナル。
「cci_on_stepchannel」は、サイクルをもとに値動きの転換を捉えたい方に、向いているインジケーターです。
また、ステップチャネルでフィルタリングできるため、通常のCCIのノイズに悩まされているという方も、試してみると良いかもしれません。