上昇・下降フラクタルから高値・安値を検出してチャネルを表示するMT5インジケータ-「Fractal_Channel」
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チャネルを自動的に表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Fractal_Channel」は、フラクタルのベースにしたインジケーターで次のような方に向いています。
チャネルを自動的に表示するインジケーターを探している方
フラクタルを使用したことがある方
上記のような方のためにこの記事では、「Fractal_Channel」について詳しく解説します。
Fractal_Channelの概要
「Fractal_Channel」を起動すると、チャート上に赤色と青色のラインでチャネルが表示されます。
フラクタルは5本のバーの内、中央のバーに対して周りのバーが高いか低いかを比較して、価格が反転したことを知らせるインジケーターです。
フラクタルはMT5に標準でインストールされており、ナビゲーターウィンドウ→インディケーター→ビル・ウィリアムス系→fractalsで表示することができます。
フラクタルは三角の記号で価格が反転したポイントを表示するものですが、「Fractal_Channel」は、フラクタルが上昇フラクタル/下降フラクタルを検出する方法を用いて、高値/安値を検出してチャネルを描くインジケーターです。
単一のフラクタルのバーの数はパラメーターで変更できます。
5に設定した場合は5本のバ―の内、真ん中のバーと左右2本のバーの位置を比較して、真ん中のバーより他の4本のバーが低い場合は上昇フラクタル、反対に真ん中のバーに対し左右2本のバーが、高い位置にある場合は下降フラクタルとして認識されます。
3に設定した場合は、中央のバーと左右1本のバーを比較してフラクタルの検出を行います。
6以下の偶数に設定した場合、チャネルの表示は変化せず、7以上の数値を入力した場合はチャネルが表示されなくなるので注意しましょう。
Fractal_Channelを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Fractal_Channelのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Fractal_Channelのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Fractal_Channel」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Frame |
バーの数 初期値:5 高値/安値を検出するバーの数を設定します。 |
「Frame」はひとつのフラクタルのバーの数を設定するための項目で、3か5に設定します。
まとめ
「Fractal_Channel」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
フラクタルをベースにしている。
チャネルを自動的に表示する。
「Fractal_Channel」は、一定期間中の高値・安値をもとにしたチャネルを探している方に、適したインジケーターです。
また、短い時間枠の価格をもとにしたインジケーターであることから、短いスパンで取引を繰り返すトレーダー向けのインジケーターと言えるかもしれません。
長期的な相場の方向を推測したい場合は、ほかのインジケーターを使用した方が良いでしょう。