線形回帰モデルにもとづくチャネルを表示するMT5インジケーター「lrchannel」
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価格が反転する兆候を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「lrchannel」は、線形回帰をもとにしたチャネルで、次のような方に向いています。
トレンド相場でのエントリーのタイミングを分析したい方
逆張り系の手法を使用している方
値動きが反転する兆候を分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「lrchannel」について詳しく解説します。
lrchannelの概要
「lrchannel」を起動すると、チャート上に傾斜チャネルが表示されます。
チャネルの上限と下限は赤色のライン、中間水準は青色のラインで表示。
黄色のラインは、反転する可能性のあるレベルを示したものです。
インジケーターの開発者によると、値動きの68.26%以上が黄色のラインの内側で推移するとされています。
また、95.44%が赤色のラインの内側で推移するとしています。
黄色のラインの外側で価格が推移している場合、チャネルの中間水準に向かって動く可能性を示唆。
一般的なチャネルと類似した考え方のインジケーターなので、同様のタイプのチャネルを使用したことのある方であれば、違和感なく使用できるでしょう。
逆張りでエントリーするタイミングはもちろん、トレンド相場のプルバックを捉えてエントリーする際に、活用できるのではないでしょうか。
lrchannelを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
lrchannelのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
lrchannelのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「lrchannel」のパラメーターは、算出期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Channel Period |
算出期間 初期値:150 チャネルを算出する期間を設定します。 |
「Channel Period」は、「lrchannel」の算出期間を設定するための項目です。
「Channel Period」は、最低でも2以上の設定する必要があるので留意しておきましょう。
まとめ
「lrchannel」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
線形回帰にもとづくチャネルを表示する。
- 価格の68.26%が黄色のラインの内側で推移する
価格の95.44%が赤色のラインの内側で推移する
黄色いラインの外側に価格が到達すると、値動きが反転する可能性がある。
「lrchannel」は、値動きが反転する兆候を分析したい方に向いているインジケーターです。
バックテストを実施して、どの程度の精度で反転を分析できるのかを確認しておいた方が良いでしょう。
逆張りだけではなく、トレンド相場内でエントリーするタイミングを分析したい時などに活用できるのではないでしょうか。
また、自動で傾斜チャネルを表示するので、普段手動でチャネルを引いている方にとっても便利なインジケーターと言えるでしょう。