9種類の移動平均線を表示するMT5インジケーター「iunima_v2」
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MT5にはMoving Avarageという移動平均線を表示するためのインジケーターがあらかじめインストールされていますが、AMAやTEMAなどの特殊な移動平均線を使用したい場合は別途インジケーターを用意しなければなりません。
「iunima_v2」は、9種類の移動平均線に対応したインジケーターで、次のような方に向いています。
相場のボラティリティの変化に対応可能な移動平均線を使用したい方
さまざまな種類の移動平均線を試してみたい方
この記事では以上のような方のために、「iunima_v2」について解説します。
iunima_v2の概要
「iunima_v2」を起動するとチャート上に赤色のラインで移動平均線が表示されます。
このインジケーターでは、単純移動平均線や指数平滑移動平均、平滑化移動平均、加重移動平均などの定番の移動平均のほかに5種類の移動平均線を表示可能です。
AMA・DEMA・FRAMA・TEMA・VIDYAに対応しています。
ボラティリティーの変化が激しい相場では、AMAやVIDYAという風に状況に合わせた移動平均線をひとつのインジケーターで表示できる点が「iunima_v2」の特徴です。
iunima_v2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
iunima_v2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
iunima_v2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MAMethod |
移動平均の算出方法 初期値:Simple 移動平均の種類を設定します。 |
MAPeriod |
移動平均期間 初期値:14 移動平均の算出期間を設定します。 |
MAPrice |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 移動平均の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
AMAFast |
高速移動平均期間 初期値:2 AMAの高速移動平均の算出期間を設定します。 |
AMASlow |
低速移動平均期間 初期値:30 AMAの低速移動平均の算出期間を設定します。 |
CMOPeriod |
CMO期間 初期値:9 VIDYAのChande Momentum Oscillator(CMO)の算出期間を設定します。 |
「MAMethod」「MAPeriod」「MAPrice」はメインのパラメーターで、移動平均線の種類、期間、適用価格を設定するための項目です。
「AMAFast」「AMAFast」はAMA用のパラメーターで、「MAMethod」をAMAに設定した場合に有効になります。
「CMOPeriod」は、VIDYA用のパラメーターで、「MAMethod」をVIDYAに設定した場合にのみ有効になります。
まとめ
「iunima_v2」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
9種類の移動平均線を表示できる。
MT5標準のMoving Averageで使用できる移動平均に加えて、AMA・DEMA・FRAMA・TEMA・VIDYAを使用できる。
「iunima_v2」は、使用可能な移動平均の種類が多いMA系のインジケーターを探している方におすすめです。
さまざまな種類の移動平均線を試してみたい方は、導入を検討してみると良いでしょう。