三重に平滑化した移動平均線「JMA」を表示するMT5インジケータ-「JSmooth_MA」
更新日時:2019年03月11日 18:36
MT5で使用できる移動平均線はメジャーなものからマイナーなもので多数存在し、それぞれ特徴を持ったものになっています。
その中の一つにMark Jurikによって開発されたJMAという移動平均線が存在し、「JSmooth_MA」はそのJMAを表示するインジケーターで以下の方法によって算出されます。
α=0.45×(計算期間N-1)/(0.45×(計算期間N-1)+2)
α2=α×α
α12=(1-α)×(1-α)
A1=(1-α)×適用価格+α×前のA1
A2=(1-α)×(適用価格-A1)+α×前のA2
A3=A1+A2
A4=(A3-前のJSmooth_MA)×α12+α2×前のA4
JSmooth_MA=前のJSmooth_MA+A4
JSmooth_MAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでJSmooth_MAが表示されました。
JSmooth_MAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
Period |
算出期間 |
Applied price |
適用価格 |
初期設定では算出期間が20、適用価格は終値、移動平均線の色はライトグリーンに設定されています。
単純移動平均線は算出期間を短くすると、価格に対する反応が俊敏になる一方でノイズも多くなり、算出期間を長くすると価格に対する反応は緩慢になりますが、ノイズが少なくなるという特徴があります。
JMAの特徴は3段階の平滑化処理によって、ノイズを減少させつつ価格への反応を俊敏なまま維持させている点で、反応速度の割に滑らかなラインが表示されます。
低ノイズで価格への反応が速い移動平均線を探しているという方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターかもしれません。
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