ヒルベルト変換を用いた適応型指数平滑移動平均線を表示するMT5インジケーター「PA_adaptive_EMA」
更新日時:2019年06月24日 12:42
「PA_adaptive_EMA」は、ヒルベルト変換を用いた適応型指数平滑移動平均線を表示するためのインジケーターで、Mladen Rakicによって開発されました。
ヒルベルト変換は信号の処理に用いられるフィルターの一種で、「PA_adaptive_EMA」においては目的のサイクルに到達するために、必要バーの数を算出するのに用いられています。
インジケータを起動すると移動平均線がチャート上に表示され、インジケーターの値が上昇している場合は緑色、下降している場合はピンクで表示され、色の変化は価格が向かっている方向が転換した可能性を示唆しています。
PA_adaptive_EMAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでPA_adaptive_EMAが表示されました。
PA_adaptive_EMAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は「EMA cycles period」「EMA cycles filter (<=1 for no filtering)」「Price」の3項目で、初期設定の値は「EMA cycles period」が1、「EMA cycles filter (<=1 for no filtering)」が0、「Price」がcloseに設定されています。
「EMA cycles filter (<=1 for no filtering)」の値を1以上に設定することで、フィルタリングを無効化することができます。
EMA cycles period |
EMAのサイクル期間 |
EMA cycles filter (<=1 for no filtering) |
EMAサイクルフィルターの有効/無効 |
Price |
適用価格 |
フィルタリングされている点を除けば、通常の移動平均線と同様の性質を持つため、動意の薄い相場ではダマしのシグナルが多くなる傾向にあるので注意が必要です。
トレンド相場内でのノイズは少なく、適切に適応できているように見受けられますが、このインジケーター単体で、トレンドの転換を捉えるのは難しいため、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良さそうです。
移動平均線の算出期間が、インジケーター任せでも良いという方には、導入を検討する価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。
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