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ラグのない移動平均線のようなラインを表示するMT5インジケーター「satl」

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satlスクリーンショット

移動平均線のラグに悩まされた経験はないでしょうか。

「satl」は、移動平均線のようなラインを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 動きの速い相場で取引している方

  2. 移動平均線のラグに不満を感じている方

この記事では、「satl」について詳しく解説します。

  1. satlの概要
  2. satlを表示する方法
  3. satlのパラメーター解説
  4. まとめ

satlの概要

「satl」を起動すると、チャート上に赤色のラインが表示されます。

「satl」は低周波デジタルフィルタを用いて、値動きのノイズを取り除いたSlow Adaptive Trend Lineと呼ばれるラインを表示するインジケーターです。

インジケーターの算出方法は以下の通りです。

SATL=0.0982862174×直近の価格

+0.0975682269×1つ前の価格

+0.0961401078×2つ前の価格

+0.0940230544×3つ前の価格

+0.0912437090×4つ前の価格

+0.0878391006×5つ前の価格

+0.0838544303×6つ前の価格

+0.0793406350×7つ前の価格

+0.0743569346×8つ前の価格

+0.0689666682×9つ前の価格

+0.0632381578×10つ前の価格

+0.0572428925×11つ前の価格

+0.0510534242×12つ前の価格

+0.0447468229×13つ前の価格

+0.0383959950×14つ前の価格

+0.0320735368×15つ前の価格

+0.0258537721×16つ前の価格

+0.0198005183×17つ前の価格

+0.0139807863×18つ前の価格

+0.0084512448×19つ前の価格

+0.0032639979×20つ前の価格

-0.0015350359×21つ前の価格

-0.0059060082×22つ前の価格

-0.0098190256×23つ前の価格

-0.0132507215×24つ前の価格

-0.0161875265×25つ前の価格

-0.0186164872×26つ前の価格

-0.0205446727×27つ前の価格

-0.0219739146×28つ前の価格

-0.0229204861×29つ前の価格

-0.0234080863×30つ前の価格

-0.0234566315×31つ前の価格

-0.0231017777×32つ前の価格

-0.0223796900×33つ前の価格

-0.0213300463×34つ前の価格

-0.0199924534×35つ前の価格

-0.0184126992×36つ前の価格

-0.0166377699×37つ前の価格

-0.0147139428×38つ前の価格

-0.0126796776×39つ前の価格

-0.0105938331×40つ前の価格

-0.0084736770×41つ前の価格

-0.0063841850×42つ前の価格

-0.0043466731×43つ前の価格

-0.0023956944×44つ前の価格

-0.0005535180×45つ前の価格

+0.0011421469×46つ前の価格

+0.0026845693×47つ前の価格

移動平均ではないため、ラグが発生しない点が「satl」の特徴です。

移動平均線のように、値動きのノイズを取り除きたい時などに活用できるのではないでしょうか。

satlを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

satlのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

satl

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

satlのパラメーター解説

satlパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Horizontal shift of the average in bars

水平方向へのシフト

初期値:0

satlの水平方向のオフセットを設定します。

「Horizontal shift of the average in bars」は、水平方向のオフセットを設定するための項目です。

正の値を入力するとラインの表示位置が右に移動し、負の値を入力すると左に移動します。

まとめ

「satl」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. Slow Adaptive Trend Lineを表示するインジケーター

  2. 低周波デジタルフィルタを用いてノイズを取り除いた値動きを表示する

  3. 移動平均ではないためラグが発生しない

「satl」は、移動平均線のラグに不満を感じている方に向いているインジケーターです。

動きの速い相場で取引することが多い方は、一度試してみると良いでしょう。