標準偏差でノイズを低減した移動平均線を表示するMT5インジケーター「Step_average (std_based)」
更新日時:2019年06月20日 16:10
移動平均線を用いてトレンドの方向を判断する方法は広く知られていますが、移動平均線には動意の薄い相場ではダマしのシグナルが多くなるという欠点もあります。
「Step_average (std_based)」は、こういったノイズを低減させることを目的に、標準偏差を利用したフィルターを備えた移動平均線です。
インジケーターを起動するとチャート上に色着きの移動平均線が表示され、相場が上昇している場合は水色、下降している場合はオレンジで表示されます。
通常の移動平均線とは異なり、標準偏差の指定した値以上に価格が変化した場合のみ、移動平均線の値も変化し、指定した値より少ない場合は移動平均線の値は変化せず水平に表示されます。
Step_average (std_based)を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでStep_average (std_based)が表示されました。
Step_average (std_based)のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの設定項目は移動平均線に関する項目と標準偏差に関する項目が設けられており、ステップの最小値は標準偏差の%で指定します。
Average period (<=1 for no average calculation) |
移動平均算出期間 |
Average type |
移動平均算出方法 |
Price |
適用価格 |
Standard deviation period (<=1 for same as average period) |
標準偏差算出期間 |
Standard deviation step size (in % of standard deviation) |
標準偏差によるステップの最小値 |
動意の薄い相場では移動平均線の表示がほぼ水平になり、ダマしのシグナルも少なくなることから相場によっては通常の移動平均線よりも使いやすいかもしれません。
ノイズの少ない移動平均線を探しているというに方は、導入を検討する価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。
「Step_average (std_based)」の他に、同じ開発者によって開発されたATRをフィルターとして使用するStep_average_(atr based)やステップをpips単位で設定するStep_averageといったインジケーターもありますので、自身に合ったものを使用することをお奨めします。
この記事をシェアする
関連記事
- 2021年03月06日 07:26 フィボナッチ数列で計算するバーを選択する移動平均線を表示するMT5インジケータ-「Fibo_Average2」
- 2021年03月06日 07:25 三角形移動平均線を表示するMT5インジケータ-「TriMAgen」
- 2021年03月06日 05:34 傾きに応じて色が変わる移動平均線を表示するMT5インジケータ-「MA_Slope」
- 2021年02月28日 03:25 三重に平滑化した移動平均線「JMA」を表示するMT5インジケータ-「JSmooth_MA」
- 2021年02月20日 07:27 線形加重移動平均と単純移動平均の差を表示するMT5インジケータ-「LWMA_MA」
- 2021年02月08日 06:31 複数の線形加重移動平均から算出される移動平均線を表示するMT5インジケータ-「Sylvain_Vervoort_rainbow_moving_average」
- 2021年02月06日 10:53 特殊な価格から算出される移動平均線を表示するMT5インジケータ-「Time_Averaged_MA」
- 2021年01月06日 08:07 2本の移動平均線を相場の方向に応じて1本のラインで表示するMT5インジケータ-「GHLA」
- 2021年01月06日 07:57 一定期間の最大偏差をドットで表示するMT5インジケータ-「MaDev」
- 2020年12月13日 04:31 価格と移動平均線の乖離率を表示するMT5インジケーター「ima」