MACDと移動平均線をもとにしたヒストグラムを表示するMT5インジケーター「MACD_Signals」
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トレンドの方向を分析できるインジケーターを試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「MACD_Signals」は、MACDと移動平均線をもとにしたヒストグラムを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドを捉えたい方
MACDをよく使用する方
以上のような方のためにこの記事では、「MACD_Signals」について解説します。
MACD_Signalsの概要
「MACD_Signals」を起動すると、サブウィンドウ上にヒストグラムが表示され、青いヒストグラムは相場が上昇していることを示しており、赤茶色のヒストグラムは下降していることを示しています。
「MACD_Signals」は以下の方法で算出されます。
MACD_Signals=MACD/「MaSlow」期間移動平均線
インジケーターの開発者は「MACD_Signals」を使用する場合、チャートの時間枠を1時間足以上に設定することを推奨しています。
もともとMT4用に開発された「MACD_Signals_en.mq4」を、MT5に移植したものでMeta Trader公式サイトでは、「MACD_Signals_en.mq4」のパフォーマンスが紹介されています。
MACD_Signalsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MACD_Signalsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MACD_Signalsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MaFast |
短期移動平均算出期間 初期値:5 短期移動平均線の算出期間を設定します。 |
MaSlow |
長期移動平均算出期間 初期値:73 長期移動平均線の算出期間を設定します。 |
MaSignal |
シグナル平滑化期間 初期値:13 シグナルラインの平滑化期間を設定します。 |
Price |
適用価格 初期値:PRICE_WEIGHTED MACDの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
Sequence |
前の極値からの最小期間 初期値:17 極値からの最小期間を設定します。 |
Log |
メッセージの表示/非表示 初期値:false trueに設定するとメッセージの表示が有効になります。 |
「MaFast」と「MaSlow」は、それぞれの移動平均線の算出期間を設定するための項目で、値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。
「MaSlow」は、シグナルラインの平滑化期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど価格に対するシグナルラインの反応が緩やかになります。
まとめ
「MACD_Signals」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
青いヒストグラムが表示されている場合は価格が上昇している状態。
赤茶色のヒストグラムが表示されている場合は価格が下降している状態。
1時間足以上のチャートでの使用が推奨されている。
「MACD_Signals」は、トレンドを捉えたい方に向いているインジケーターです。
開発者によるとこのインジケーターをもとに取引した場合、ドローダウンが少し高めとのことですので、実際の取引で使用する前にバックテストを行い、どの程度のドローダウンなのか確認した方が良いかもしれません。