トレンドの方向が分かるMT5インジケーター「MACD」
更新日時:2018年12月24日 07:49
MACD(Moving Average Convergence-Divergence:移動平均の収斂と乖離)は、MACDラインとシグナルラインの2本の線で構成されており、MACDラインがシグナルラインを下から上に抜いた場合、買いが優勢である可能性を示唆し、MACDラインがシグナルラインを上から下に抜いた場合、売りが優勢である可能性を示唆しています。
MACDラインは、終値の12日指数移動平均線(12日EMA)と26日指数移動平均線(26日EMA)を基に以下の様に算出されます。
MACDライン = 12日EMA ― 26日EMA
シグナルラインはMACDラインを9日指数移動平均することで算出できます。
MT5ではMACDは、ヒストグラムとして表示される為、見方になれる必要があるかもしれません。
MACDの入手方法
MACDは標準で、MT5に組み込まれており、「ナビゲーターウィンドウ」の「インジケーター」→「トレンド系」→「MACD』をダブルクリック、または、右クリック→チャートに追加で表示することができます。
これでサブウィンドウにMACDが表示されました。
MACDのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
短期EMA |
短期EMAを算出する期間 |
長期EMA |
長期EMAを算出する期間 |
シグナル |
MACDの指数移動平均を算出する期間 |
適用価格 |
EMAの算出に使用する価格 |
MACDも単純移動平均のゴールデンクロス・デッドクロスの様に、価格に敏感に反応するラインが、緩慢に動くラインを抜けることによってシグナルを発しますが、MACDは単純移動平均線を用いた場合に比べ、相場のノイズの影響を受けにくいという特徴があります。
単純移動平均線のダマしのシグナルに悩まされているという方は、導入を検討してみてもよいのではないでしょうか。
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