FXで何やっても勝てなくて、やったコト

A/Dの移動平均の差をもとにトレンドの転換を分析するMT5インジケーターを表示する「cho」

更新日時:

choスクリーンショット

MT5には、価格の変化とボリュームをもとに、値動きの勢いを測定するA/D(Accumulation/Distribution)というインジケーターが標準でインストールされています。

「cho」はこのA/Dをベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. 値動きの勢いを分析したい方

  2. 相場の転換を分析したい方

以上のような方のためにこの記事では、「cho」について解説します。

  1. choの概要
  2. choを表示する方法
  3. choのパラメーター解説
  4. まとめ

choの概要

「cho」は、算出期間の異なる2つA/Dの指数平滑移動平均の差を算出したもので、移動平均線と組み合わせて使用します。

「cho」の算出方法は以下の通りです。

cho=A/Dの3期間指数平滑移動平均-A/Dの10期間指数平滑移動平均

価格が90日移動平均線よりも上にあり、「cho」がマイナス圏で上昇している場合は買いシグナル、反対に価格が90日移動平均線よりも下にあり、「cho」がプラス圏で下降している場合は売りシグナルです。

開発者は21期間移動平均をもとにしたエンベロープや、他のオシレーター系のインジケーターと組み合わせての使用することを推奨しています。

choを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

choのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

cho

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

choのパラメーター解説

choパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

Fast MA period

短期移動平均算出期間

初期値:3

短期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。

Slow MA period

長期移動平均算出期間

初期値:10

長期移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。

MA method

移動平均算出方法

初期値:EMA

移動平均の種類を設定します。

Volumes

ボリューム

初期値:TICK

ボリュームの種類を設定します。

「Fast MA period」と「Slow MA period」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目で、設定値に応じて値動きに対するインジケーターの反応速度が変化します。

「MA method」は、移動平均の種類を設定するための項目で、EMAのほか、SMA、SMMA、LWMAから選択可能です。

「Volumes」は、ボリュームの種類を設定するための項目で、TICKかREALから選択します。

まとめ

「cho」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. 価格の変化とボリュームをもとに、値動きの勢いを測定するAccumulation/Distributionというインジケーターを表示する。

  2. 価格が90日移動平均線よりも上にあり、「cho」がマイナス圏で上昇している場合は買いシグナル。

  3. 価格が90日移動平均線よりも下にあり、「cho」がプラス圏で下降している場合は売りシグナル。

ボリュームを考慮した上で、相場の転換を分析できるインジケーターを探している方は、「cho」を試してみると良いかもしれません。

先述の通り、他のインジケーターと組み合わせて使用することが推奨されていますので、単体で使用するのは避けた方が良いでしょう。