フィッシャー変換を用いたオシレーターを表示するMT5インジケータ-「Fisher_org_v1」
更新日時:2019年02月06日 17:56
テクニカルインジケーターには、正規化の考え方を取り入れたものもありますが、この記事で紹介するインジケーターは、価格を正規化したものです。
Fisher_org_v1は、フィッシャー変換と呼ばれる方法を用いて価格を正規化するインジケーターで、為替や株式市場の値動きが反転する確率は、価格の平均値を中心に左右対称と谷型の分布になると言われており、これは価格が平均値から離れれば離れるほど、相場が反転する確率が高くなることを意味しています。
フィッシャー変換は平均値から価格が離れ、極端な値になった場合にシグナルを発するインジケーターで、同じような考え方は多くのオシレーター系のインジケーターで採用されていますが、フィッシャー変換は比較的早い段階で売買シグナルを発すると言われています。
Fisher_org_v1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでFisher_org_v1が表示されました。
Fisher_org_v1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
Length |
計算期間 |
APPLIED_PRICE |
適用価格 |
Shift |
インジケーターのシフト |
筆者の環境によるものなのか、インジケーターの不具合なのかは不明ですが、パラメーターの項目が文字化けして表示されました。
使い方は一般的なオシレーターと同様で、インジケーターが極端な水準に達した場合、相場が反転する可能性を示し、中間水準をインジケーターが抜けた場合、トレンドが変わった可能性を示しています。
トレンド相場では他のオシレーター系のインジケーターと同様に、ダマしのシグナルが多く出るようなので、トレンドに逆らったシグナルは無視すべきでしょう。
このインジケーターでは、具体的な買われ過ぎ/売られ過ぎ水準は設定されていない為、相場を見ながらトレーダー自身が、極端な水準を見極める必要があり、実際のトレードで使用するには十分な検証が必要です。
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