エルゴ―ド仮説に基づくCCIを表示するMT5インジケータ-「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」
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相場のサイクルにもとづいて、値動きの転換を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」は、次のような方に向いています。
値動きの転換を分析したい方
相場のサイクルを考慮して取引している方
この記事では、「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」について詳しく解説します。
- Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerの概要
- Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerを表示する方法
- Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerのパラメーター解説
- まとめ
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerの概要
CCIはドナルド・ランバートにより考案されたインジケーターで、相場のサイクルを分析するために用いられる指標です。
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」は、エルゴ―ド仮説に基づく三重に平滑化されたCCIを表示します。
エルゴ―ド仮説とは、集合平均と時間平均が一致するという統計力学の基礎を成す概念です。
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」は以下の方法で算出されます。
Mom=終値-前の終値
Var1=MomのQ平滑化期間の平均
Var2=Var1のR平滑化期間の平均
Var2a=Momの絶対値のQ平滑化期間の平均
Var2b=Var2aのR平滑化期間の平均
Var2c=Var2のS平滑化期間の平均
Var3=Var2bのS平滑化期間の平均
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger=(500×Var2c)/Var3
Trigger=Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerのシグナルライン算出期間の平均
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」は、メインのラインとシグナルラインの2本で構成され、メインのラインが黄緑、シグナルラインが赤で表示されます。
インジケーターの見方は通常のCCIと同様で、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準にインジケーターが到達することでシグナルを発します。
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Triggerのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period Q |
Q平滑化期間 初期値:4 Momの移動平均の算出期間を設定します。 |
Period R |
R平滑化期間 初期値:8 Var1の移動平均の算出期間を設定します。 |
Period S |
S平滑化期間 初期値:5 Var2とVar2bの移動平均の算出期間を設定します。 |
Trigger |
シグナルラインの算出期間 初期値:4 シグナルラインを平滑化する期間を設定します。 |
Method |
平滑化方法 初期値:MODE_SMA 移動平均の種類を設定します。 |
Overbought |
買われ過ぎレベル 初期値:150 買われ過ぎと判定する水準を設定します。 |
Oversold |
売られ過ぎレベル 初期値:-150 売られ過ぎと判定する水準を設定します。 |
「Period Q」「Period R」「Period S」「Trigger」は、それぞれの移動平均の算出期間を設定するための項目で、「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」の反応速度が変化します。
「Method」は移動平均の算出方法を設定するための項目で、SMAやEMA、SMMA、LWMAの中から選択します。
まとめ
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」の特長は次のとおりです。
メインラインは黄緑、シグナルライン赤で表示される。
通常のCCIと使い方は同じ。
「Fx_Snipers_Ergodic_CCI_Trigger」は、相場のサイクルに着目して値動きの反転を分析したい方に向いているインジケーターです。
珍しいインジケーターで情報が少ないため、実際のトレードでどの程度機能するのか、十分にテストした上で使用することをおすすめします。