移動平均と価格の位置を比較しトレンドの方向を示すオシレーターを表示するMT5インジケータ-「MA_Trend」
更新日時:2019年03月06日 04:52
トレンドフォロー型の手法を用いる場合、トレンドの存在とその方向を見極めることはトレードの成否に関わる重要な作業です。
移動平均線を基に算出するトレンド系のオシレーターといえばMACDがよく用いられますが、この記事で紹介する「MA_Trend」も移動平均線をベースにしたトレンドを検出する為のオシレーターで、MACDとは異なる算出方法でトレンドを示します。
「MA_Trend」は以下の方法によって算出されます。
N=移動平均の数
終値>移動平均の場合S(N)=1、終値<移動平均の場合S(N)=-1
移動平均=First MA period+Step×Nで算出される期間の移動平均
MA_Trend=S(N)の合計/MA count
「First MA period」「Step」「MA count」は後述のパラメーターで設定された値が用いられます。
MA_Trendを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでMA_Trendが表示されました。
MA_Trendのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
First MA period |
最初の移動平均の期間 |
Step |
移動平均の算出期間を増加させる間隔 |
MA count |
移動平均のカウント数 |
Method |
移動平均の算出方法 |
Applied price |
適用価格 |
インジケーターはヒストグラムで表示され、プラス圏で値が増加した場合は濃い緑、前のバーと等しい場合はグレー、前のバーより減少した場合はベージュで表示されます。
マイナス圏では値が減少した場合は赤、前のバーと等しい場合はグレー、前の場合より値が増加した場合は薄い緑で表示されます。
インジケーターがプラス圏に場合は相場が上昇トレンドである可能性を示し、マイナス圏にある時は下降トレンドである可能性を示していますが、レンジ相場内ではうまく機能しない為注意が必要です。
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