二重に平滑化したROCを表示するMT5インジケータ-「Price_Momentum_Oscillator」
更新日時:2019年03月24日 02:46
ROCは指定した期間の前の終値から直近の終値がどの程度増減したのかを比率で表示するインジケーターで、価格の勢いを分析するために用いられます。
「Price_Momentum_Oscillator」は、二重に平滑化処理を施したROCで、以下の方法によって算出されます。
sm1=2/1番目の平滑化期間
sm2=2/2番目の平滑化期間
Raw1=(終値/前の終値×100)-100
Smoothing1=(Raw1-前のSmoothing1)×sm1+前のSmoothing1
Raw2=10×Smoothing1
Smoothing2=(Raw2-前のSmoothing2)×ms2+前のSmoothing2
Price_Momentum_Oscillator=Smoothing2
シグナルライン=Smoothing2の指数平滑移動平均
Price_Momentum_Oscillatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでPrice_Momentum_Oscillatorが表示されました。
Price_Momentum_Oscillatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
Period one |
1番目の平滑化期間 |
Period two |
2番目の平滑化期間 |
Singal period |
シグナルラインの平滑化期間 |
初期設定では1番目の平滑化期間は35、2番目の平滑化期間は20、シグナルラインの平滑化期間は10に設定され、Price_Momentum_Oscillator(PMO)はグリーンのラインとしてサブウィンドウ上に表示され、シグナルラインは赤で表示されます。
インジケーターの見方はシグナルラインがあるタイプのROCと同じで、PMOがシグナルラインを下から上に抜けた場合は、価格が上昇する可能性を示唆し、反対にPMOがシグナルラインを上から下に抜けた場合は価格が下降する可能性を示唆しています。
平滑化処理が施されている分ノイズは少ないですが、値動きの速い相場ではかなり遅れてPMOとシグナルラインが交差するため、動きの緩やかな相場向きのインジケーターと言えます。
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