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標準偏差オシレーターを表示するMT5インジケータ-「Trend_ID」

更新日時:

Trend_IDスクリーンショット

トレンド相場にエントリーするタイミングを分析できればと考えたことはないでしょうか。

「Trend_ID」は、標準偏差を使用したオシレーターで次のような方に向いています。

  1. トレンドをとらえたい方

  2. トレンド相場にエントリーするタイミングを分析したい方

この記事では「Trend_ID」について詳しく解説します。

  1. Trend_IDの概要
  2. Trend_IDを表示する方法
  3. Trend_IDのパラメーター解説
  4. まとめ

Trend_IDの概要

標準偏差はデータのばらつきの度合いを示すもので、データが平均値を軸に左右対称の山型に存在する正規分布と呼ばれる分布だった場合、2σの内側に95%のデータ(価格)が収まることになります。

標準偏差をもとにした代表的なインジケーターがボリンジャーバンドです。

ボリンジャーバンドはチャネル形式のインジケーターですが、「Trend_ID」はオシレーターとして表示されます。

「Trend_ID」は、シグナルラインと偏差ラインで構成され、青い2本の偏差ラインの内側に赤いシグナルラインが収まっている場合はレンジ相場です。

シグナルラインが偏差ラインの外側で使用する推移している場合には、現在の相場がトレンドに入った可能性を示しています。

シグナルラインの位置でトレンドの方向も判別でき、偏差ラインの外側でかつ0より高い水準にある場合、上昇トレンドのシグナルです。

反対にシグナルラインが偏差ラインの外側で、かつ0より低い水準にある場合相場が下降している可能性を示しています。

Trend_IDを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Trend_IDのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Trend_ID

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Trend_IDのパラメーター解説

Trend_IDパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

MA period

計算期間

初期値:200

移動平均の算出期間を設定します。

MA applied price

移動平均の適用価格

初期値:PRICE_CLOSE

移動平均の算出に用いる価格の種類を設定します。

Signal period

シグナルラインの計算期間

初期値:20

シグナルラインの算出期間を設定します。

Deviation period

偏差の計算期間

初期値:20

偏差を算出する期間を設定します。

Deviation factor

偏差

初期値:2.0

偏差を設定します。

「MA period」は、「Trend_ID」のベースとなる移動平均の算出期間を設定するための項目です。

設定した値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。

「MA applied price」は、移動平均の算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。

デフォルトの状態では終値が選択されていますが、高値や安値、TP、加重終値など7種類の中から選択できます。

「Deviation factor」は、偏差を設定するための項目です。

大きな値に設定するほど、偏差ラインの幅が広くなるため、シグナルが発せられる頻度が低くなります。

まとめ

「Trend_ID」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 標準偏差を用いてトレンドの有無と方向を表示する。

  2. シグナルラインが偏差を上に抜けた場合は、上昇トレンドが発生した可能性を示唆している。

  3. シグナルラインが偏差を下に抜けた場合は、下降トレンドが発生した可能性を示唆している。

「Trend_ID」は、トレンドをとらえたい方に向いているインジケーターです。

トレンド相場にエントリーするタイミングを分析する際などに、活用できるのではないでしょうか。