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期間の異なる3つのモメンタムを1つにしたオシレーターを表示するMT5インジケータ-「Ultimate_Oscillator」

更新日時:

Ultimate_Oscillatorスクリーンショット

長期的なトレンドの転換を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「Ultimate_Oscillator」は、次のような方に向いているインジケーターです。

  1. トレンドの転換を分析したい方

  2. 長期的な値動きを分析したい方

この記事では「Ultimate_Oscillator」について詳しく解説します。

  1. Ultimate_Oscillatorの概要
  2. Ultimate_Oscillatorを表示する方法
  3. Ultimate_Oscillatorのパラメーター解説
  4. まとめ

Ultimate_Oscillatorの概要

モメンタムは価格の勢いを測定するオシレーターで、MT5に標準でインストールされています。

「Ultimate_Oscillator」は、期間の異なる3つのモメンタムをもろに算出されるオシレーターで、以下の方法によって算出されます。

BP=終値-(安値か前の終値の内低い方)

TR=(高値か前の終値の内高い方)-(安値か日前の終値のうち低い方)

各モメンタムの計算期間で設定した期間のBPの合計をTRの合計で割る。

Avg1=1番目のモメンタムの計算期間のBPの合計/TRの合計

Avg2=2番目のモメンタムの計算期間のBPの合計/TRの合計

Avg3=3番目のモメンタムの計算期間のBPの合計/TRの合計

Ultimate_Oscillator=100×((4×Avg1)+(2×Avg2)+Avg3)/(4+2+1)

インジケーターの見方は通常のモメンタムと同様です。

買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準に、インジケーターの値が達することでシグナルを発します。

デフォルトでは、買われ過ぎ水準は70、売られ過ぎ水準は30に設定されています。

Ultimate_Oscillatorを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Ultimate_Oscillatorのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

Ultimate_Oscillator

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

Ultimate_Oscillatorのパラメーター解説

Ultimate_Oscillatorパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

First momentum period

1番目のモメンタムの期間

初期値:7

1番目のモメンタムの算出期間を設定します。

Second momentum period

2番目のモメンタムの期間

初期値:14

2番目のモメンタムの算出期間を設定します。

Third momentum period

3番目のモメンタムの期間

初期値:28

3番目のモメンタムの算出期間を設定します。

Overbought

買われ過ぎ水準

初期値:70.0

買われ過ぎと判定する水準を設定します。

Oversold

売られ過ぎ水準

初期値:30.0

売られ過ぎと判定する水準を設定します。

「First momentum period」「Second momentum period」「Third momentum period」は、各モメンタムの算出期間を設定するための項目で、「Ultimate_Oscillator」の反応速度が変化します。

「Overbought」と「Oversold」は、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準を設定するための項目です。

ダマしのシグナルが多い場合は、調整すると良いでしょう。

まとめ

「Ultimate_Oscillator」の特長は以下の通りです。

  1. 3つのモメンタムをもとに算出される。

  2. 通常のモメンタムと同様に、買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準に値が達することでシグナルを発する。

「Ultimate_Oscillator」は、値動きが転換する兆候を分析したい方に向いているインジケーターです。

週足での使用が前提になっているようなので、長期のトレーダー向けのインジケーターと言えるでしょう。