フィッシャー指標をローソク足で表示するMT5インジケータ-「XFisher_org_v1_Candle」
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オシレーターのダマしのシグナルでエントリーしてしまった経験はないでしょうか。
「XFisher_org_v1_Candle」は、ノイズを低減したフィッシャー変換指標を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
ノイズが少ないオシレーターを探している方
この記事では、「XFisher_org_v1_Candle」について詳しく解説します。
XFisher_org_v1_Candleの概要
「XFisher_org_v1_Candle」を起動すると、サブウィンドウ上にローソク足のようなバーが表示されます。
「XFisher_org_v1_Candle」は、通常のフィッシャー変換指標とは異なり、平滑化処理が施されているためのノイズが少なくなっている点が特徴です。
バーの色が変化した場合は、フィッシャー変換指標のメインラインとシグナルラインが交差したことを意味しています。
インジケーターの値が買われ過ぎ水準を超えた状態で、バーの色が青色から赤紫色に変化した場合、トレンドが下方転換する可能性を示唆しています。
反対に、売られすぎ水準よりも低い水準で、赤紫色から青色に変化した場合は、トレンドが上方転換するシグナルです。
このインジケーターを使用する為には、SmoothAlgorithms.mqhが必要です。
インジケーターのダウンロードページからSmoothAlgorithms.mqhをダウンロードし、terminal_data_folder\MQL5\Includeフォルダ内にコピーしましょう。
XFisher_org_v1_Candleを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
XFisher_org_v1_Candleのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
XFisher_org_v1_Candleのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「XFisher_org_v1_Candle」のパラメーターは、6つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
глубина усреднения |
平滑化期間 初期値:14 平滑化の程度を調整します。 |
Метод сглаживания |
平滑化の方法 初期値: 平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。 |
Глубина сглаживания |
位相 初期値:5 平滑化の深さを設定します。 |
параметр сглаживания |
平滑化パラメーター 初期値:15 平滑化方法によって役割が変化します。 |
размер неучитываемого гэпа в пунктах |
ギャップ 初期値:10 考慮されていない差を調整します。 |
Сдвиг индикатора по горизонтали в барах |
シフト 初期値:0 インジケーターの表示位置を調整します。 |
「глубина усреднения」は、平滑化を設定するための項目です。
短い期間に設定すると「XFisher_org_v1_Candle」の反応が俊敏になり、長い期間に設定すると緩やかになります。
「параметр сглаживания」は、「Метод сглаживания」で選択した移動平均の種類によって機能が変化します。
VIDIAを選択している場合はCMO期間、AMAの場合は低速平均の調整のために使用されます。
まとめ
「XFisher_org_v1_Candle」の特長は以下の通りです。
フィッシャー変換指標をローソク足のようなバーで表示する。
バーの色が変化した場合、トレンドが転換した可能性を示している。
フィッシャー変換指標を平滑化してノイズを低減している。
「XFisher_org_v1_Candle」は、トレンドの転換をノイズの少ないインジケーターで、分析したい方に向いているインジケーターです。
フィッシャー変換指標に興味がある方は、一度試してみると良いでしょう。