一定期間中の価格の変化率を表示するMT5インジケーター「rangeexpansionindex」
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もみ合い相場でエントリーしてしまったという経験はないでしょうか。
「rangeexpansionindex」は、もみ合い相場でのダマしのシグナルを低減させたオシレーターで、次のような方に向いています。
もみ合い相場での取引を避けたい方
逆張りでエントリーしたい方
上記のような方のためにこの記事では、「rangeexpansionindex」について解説します。
rangeexpansionindexの概要
「rangeexpansionindex」を起動すると、サブウィンドウ上にヒストグラムが表示されます。
「rangeexpansionindex」は、Thomas DeMarkによって考案されたインジケーターで、一定期間中の価格の変化率を示しています。
もみ合い相場でのダマシのシグナルを低減させている点が特徴です。
インジケーターの値が60を超えている場合は買われ過ぎ、-60を下回っている場合は売られ過ぎの状態です。
インジケーターの値が買われ過ぎ・売られ過ぎ水準に到達した場合、値動きが転換する可能性があります。
値が60を超えた後に再び60以下に減少した場合は売りエントリーのシグナルです。
反対に値が-60を下回った後に再び-60以上に増加した場合は買いエントリーのシグナルです。
rangeexpansionindexを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
rangeexpansionindexのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
rangeexpansionindexのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「rangeexpansionindex」のパラメーターは、平滑化期間を設定する項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Smoothing period |
平滑化期間 初期値:8 移動平均の算出期間を設定します。 |
「Smoothing period」は、移動平均の算出期間を設定するための項目です。
大きな値に設定するとノイズが少なくなりますが、シグナルが発せられる頻度も低下します。
反対に小さな値に設定するとシグナルが発せられる頻度が増えますが、ノイズも多くなるため注意が必要です。
まとめ
「rangeexpansionindex」について解説してきましたがポイントをまとめると以下のようになります。
Thomas DeMarkによって考案されたインジケーター
一定期間中に価格がどの程度変化したのかを表示
もみ合い相場でのダマしのシグナルが低減されている
買われ過ぎ・売られ過ぎ水準への到達がシグナル
「rangeexpansionindex」は、もみ合い相場でのエントリーを避けたい方に向いているインジケーターです。
ボラティリティが高い時に取引したい方は試してみると良いでしょう。