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一定期間中の価格の変化から値動きの周期を分析するMT5インジケーターを表示する「roc」

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rocスクリーンショット

値動きの周期を分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「roc」は、一定期間中の価格の変化をもとに相場の周期を分析するオシレーターで、価格の変化率(ROC)を表示します。

「roc」は、以下のような方に向いています。

  1. 相場の周期を分析したい方

  2. 値動きの転換を捉えたい方

  3. 逆張り系の手法を使用している方

この記事では上記のような方のために、「roc」について解説します。

  1. rocの概要
  2. rocを表示する方法
  3. rocのパラメーター解説
  4. まとめ

rocの概要

「roc」を起動すると、サブウィンドウ上に水色のラインが表示されます。

価格が上昇すると「roc」の値も増加し、価格の変化が大きいほど「roc」の変化も大きくなります。

「roc」の算出方法は以下の通りです。

roc=(直近の終値-N期間前の終値)/N期間前の終値×100

インジケーターの値が増加を続けている間は、価格が上昇する可能性を示唆しており、インジケーターの値が減少している場合は、価格が下落する可能性を示唆しています。

買われ過ぎ水準や売られ過ぎ水準でエントリーする場合は、価格が反転したのを確認してからエントリーする必要がありますので注意しましょう。

「roc」が極端に高い値や極端に低い値で推移している場合は、価格がしばらく「roc」の示している方向へ動き続ける可能性を示しています。

rocを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

rocのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

roc

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

rocのパラメーター解説

rocパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「roc」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。

入力項目 入力内容

Period

期間

初期値:12

終値を比較する期間を設定します。

「Period」は、終値を比較する期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど長期的な値動きがインジケーターに反映されます。

その一方で、短期的な動きはインジケーターに反映されにくくなりますので留意しておきましょう。

「roc」の算出期間は12日と25日がよく使用され、インジケーターの開発者によると12日に設定した「roc」は短期的な値動きの買われ過ぎや売られ過ぎを分析するのに適しているとのことです。

短期的な値動きを分析したい場合は初期設定のまま使用し、中・長期的な値動きを分析したい方は25に設定すると良いでしょう。

まとめ

「roc」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 価格の変化率(ROC)を表示する。

  2. インジケーターの値が増加を続けている間は、価格が上昇する可能性を示唆している。

  3. インジケーターの値が減少している場合は、価格が下落する可能性を示唆している。

  4. 極端に高い値や極端に低い値で推移している場合は、価格がしばらく「roc」の示している方向へ動き続ける可能性がある。

「roc」は、値動きの周期にもとづいて値動きの転換を分析したい方に、向いているインジケーターです。

逆張り系の手法を使用している方は、一度試してみるとよいでしょう。

値動きの周期を分析したいという方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターなのではないでしょうか。