ボラティリティーが拡大している方向を表示するMT5インジケーター「rvi」
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相場のボラティリティーがどちらの方向に拡大しているのかを、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「rvi」は上にボラティリティーが拡大しているのか、下に拡大しているのかを表示する相対活力指数(RVI)を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
価格が加速している方向を分析したい方
値動きの反転を捉えたい方
以上のような方のためにこの記事では、「rvi」について解説します。
rviの概要
「rvi」はRVIラインとシグナルラインで構成されており、各ラインは以下の方法で算出されます。
rvi=(終値-始値)/(高値-安値)
対称加重平均1=(終値-始値)+2×(1つ前の終値-1つ前の始値)+2×(2つ前の終値-2つ前の始値)+(3つ前の終値-3つ前の始値)
対称加重平均2=(高値-安値)+2×(1つ前の高値-1つ前の安値)+2×(2つ前の高値-2つ前の安値)+(3つ前の高値-3つ前の安値)
rvi平均=直近の対称加重平均1から4つ前の対称加重平均1の総和/直近の対称加重平均2から4つ前の対称加重平均2の総和
rviシグナル=(rvi平均+2×1つ前のrvi平均+2×2つ前のrvi平均+3つ前のrvi平均)/6
インジケーターの値が0より上で増加している場合は、上昇の勢いが増していることを示しており、反対に0より下で減少している場合は、下降の勢いが増していることを示しています。
RVIラインがシグナルラインを下から上に抜いた場合は、価格が上昇する可能性を示唆し、RVIラインがシグナルラインを上から下に抜いた場合は、価格が下落する可能性を示唆しています。
rviを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
rviのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
rviのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「rvi」のパラメーターは、1項目のみのシンプルな構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
Period |
期間 初期値:14 インジケーターの算出期間を設定します。 |
「Period」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほど長期的なボラティリティーがインジケーターに反映されますが、短期的な値動きへの反応は鈍くなります。
反対に小さな値に設定すると、短期的ボラティリティーがインジケーターに反映されます。
まとめ
「rvi」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
相対活力指数(RVI)を表示する。
0より上で増加している場合は、上昇の勢いが増している状態。
0より下で減少している場合は、下降の勢いが増している状態。
RVIラインがシグナルラインを下から上に抜いた場合は、価格が上昇する可能性を示唆している。
RVIラインがシグナルラインを上から下に抜いた場合は、価格が下落する可能性を示唆している。
「rvi」は、値動きが加速している方向を分析したい方に、向いているインジケーターです。
値動きの方向とボラティリティーの程度を分析したい方にとっては、試してみる価値のあるインジケーターと言えます。