標準偏差比でボラティリティーを測定するオシレーターを表示するMT5インジケーター「Standard_deviation_ratio」
更新日時:2019年07月01日 18:31
「Standard_deviation_ratio」は、Tushar S. Chandeによって考案された標準偏差比をもとにしたインジケーターで、Mladen Rakicによって開発されました。
標準偏差比は、2通りの期間で算出した標準偏差の比率表すもので、「Standard_deviation_ratio」は以下の方法によって算出されます。
Standard_deviation_ratio=短期標準偏差/長期標準偏差
「Standard_deviation_ratio」は、その時点での相場のボラティリティーを示すもので、インジケーターを起動するとサブウィンドウ上にオシレーターが表示されます。
インジケーターの値が上昇している場合、ラインは緑色で表示され、相場のボラティリティーが上昇していることを示しており、反対に下降している場合はピンクのラインで表示され、相場のボラティリティーが低下していることを示しています。
Standard_deviation_ratioを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでStandard_deviation_ratioが表示されました。
Standard_deviation_ratioのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は「Fast period」「Slow period」「Price」の3項目のみで、初期設定の値は「Fast period」が20、「Slow period」が40、「Price」がcloseに設定されています。
Fast period |
短期標準偏差算出期間 |
Slow period |
長期標準偏差算出期間 |
Price |
適用価格 |
「Standard_deviation_ratio」は、ボラティリティーを測定するためのインジケーターであり、トレンドの方向を示すものではないことから、開発者は他のインジケーターと組み合わせて使用することを推奨しています。
デイトレやスキャルピングなど、短期の取引を行っている場合に、相場のボラティリティーが高い時間帯と低い時間帯を調べたい場合などに活用できそうです。
ADXに似た使い方もできそうですが、使い勝手を比較した上で使用した方が良いかもしれません。
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