ブルとベアの強さをヒストグラムで表示するMT5インジケーター「bullsbearspower」
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MT5には、「BullsPower」と「BearsPower」というブルとベアの力を表示するインジケーターが標準でインストールされていますが、両方の力を1つのインジケーターで表示できないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「bullsbearspower」は、ブルとベアの力をヒストグラムで表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
ブルとベアの力関係を分析したい方
表示するインジケーターの数を減らしたい方
上記のような方のためにこの記事では、「bullsbearspower」について解説します。
bullsbearspowerの概要
「bullsbearspower」を起動するとサブウィンドウ上に水色のヒストグラムが表示されます。
「bullsbearspower」の算出方法は以下の通りです。
bullsbearspower=高値+安値-2×「InpPeriod」期間指数平滑移動平均
ヒストグラムがマイナス圏で推移している場合は、売りが優勢な状態です。
反対にプラス圏で推移している場合は、買いが優勢あることを示しています。
bullsbearspowerを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
bullsbearspowerのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
bullsbearspowerのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period |
平滑化期間 初期値:13 移動平均の算出期間を設定します。 |
Smoothing method |
平滑化方法 初期値:MODE_EMA 移動平均の算出方法を設定します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 移動平均の適用価格を設定します。 |
「Period」は移動平均の算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定するとヒストグラムが0レベルと交差する頻度が低くなります。
「Smoothing method」は、移動平均の算出方法を設定するための項目です。
選択可能な移動平均の種類は、MT5標準のMoving Averageに準じています。
「Applied price」は適用価格を設定するための項目で、終値、高値、安値、始値、中央値、TP、加重終値から選択します。
まとめ
「bullsbearspower」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
ブルパワーとベアパワーの合計を表示する。
ヒストグラムがマイナス圏で推移している場合は、売りが優勢な状態。
ヒストグラムがプラス圏で推移している場合は、買いが優勢な状態。
「bullsbearspower」は、ブルとベアどちらが優勢なのかを確認したい方に適したインジケーターです。
MT5標準の「BullsPower」と「BearsPower」を同時に使用している方は、一度試してみると良いでしょう。