直近のバーから数えて何本目のバーなのかをデータウィンドウに表示するMT5インジケーター「draw_none」
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「draw_none」は、バーのインデックス数をデータウィンドウ上に表示するインジケーターです。
「draw_none」は次のような方におすすめです。
特定のバーがどの程度古いのか調べたい方
MQLを学習中の方
この記事では上記のような方のために、「draw_none」について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
draw_noneの概要
MT5のデータウィンドウに表示される項目は、通常はDate、Time、Open、High、Low、Close、Volume、Tick Volume、Spreadの9項目のみですが、「draw_none」を起動すると、データウィンドウに「Bar Index」という項目を追加することができます。
「Bar Index」は、カーソルを合わせているローソク足が、直近のバーから数えて何本目のバーなのかを表している項目で、直近のバーを0としてカウントし、古いバーほど数が大きくなります。
データウィンドウが表示されていない場合は、「表示」→「データウィンドウ」から表示することができます。
「draw_none」は、取引のために開発されたインジケーターというよりも、インジケーターのスタイルの例を解説するために開発されたインジケーターで、DRAW NONEというインジケータースタイルを解説するためのものです。
MQLというMT用のプログラム言語を使用して、インジケーターやエキスパートアドバイザーを誰でも自作することができますが、このインジケーターはMQLを学びたい方にとっては、意義のあるインジケーターかと思います。
直接トレードに関わるような使い方は難しいですが、特定のバーがどの程度古いのかを確認するなどの用途に使用できるのではないでしょうか。
draw_noneを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
draw_noneのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
draw_noneのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「draw_none」にトレーダーが変更可能なパラメーター項目はありません。
入力項目 | 入力内容 |
なし |
変更可能なパラメーター項目はありません。 |
インジケーターのプロパティから「カラー」を選択できるようになっていますが、ここで色を指定しても、インジケーターには反映されません。
「draw_none」はパラメーターだけではなく、表示方法に関しても調整することはできませんので留意しておきましょう。
まとめ
「draw_none」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
データウィンドウ上に「Bar Index」という項目を表示する。
トレード用のインジケーターではなく、MQL学習者に向けて指標スタイルDRAW NONEについて、解説するためのインジケーター。
変更可能なパラメーター項目は一切ない。
「draw_none」は、MQLを学習中の方のためもので、取引に使用できるインジケーターではありません。
場合によっては活用できることもあるかもしれませんので、こういったインジケーターがあるということを、頭の片隅に置いておくとよいでしょう。