設定の異なる8種類のRSIを同時に表示するMT5インジケーター「multi_rsi」
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RSIのパラメーターを調整したいと考えているものの、どのような設定にすべきか迷った経験はないでしょうか。
「multi_rsi」は、8種類のRSIを同時に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
RSIのパラメーターの設定を見直したい方
RSIが効果的に機能する算出期間を見極めたい方
この記事では、「multi_rsi」について詳しく解説します。
multi_rsiの概要
「multi_rsi」を起動すると、サブウィンドウ上にRSIが表示されます。
各RSIのラインの色が異なるので、パラメーターの違いによるRSIの動きの違いを確認しやすくなっています。
「multi_rsi」で調整できるパラメーターは、算出期間と適用価格のみです。
算出方法も一般的なRSIと同じなので、「multi_rsi」で試した算出期間・適用価格をほかのRSIに適用すれば同じような結果を得られます。
multi_rsiを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
multi_rsiのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
multi_rsiのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RSI_Period1 |
RSI1の算出期間 初期値:2 RSI1の算出期間を設定します。 |
RSI_Price1 |
RSI1の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI1の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period2 |
RSI2の算出期間 初期値:4 RSI2の算出期間を設定します。 |
RSI_Price2 |
RSI2の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI2の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period3 |
RSI3の算出期間 初期値:3 RSI3の算出期間を設定します。 |
RSI_Price3 |
RSI3の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI3の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period4 |
RSI4の算出期間 初期値:6 RSI4の算出期間を設定します。 |
RSI_Price4 |
RSI4の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI4の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period5 |
RSI5の算出期間 初期値:4 RSI5の算出期間を設定します。 |
RSI_Price5 |
RSI5の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI5の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period6 |
RSI6の算出期間 初期値:8 RSI6の算出期間を設定します。 |
RSI_Pric6 |
RSI6の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI6の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period7 |
RSI7の算出期間 初期値:5 RSI7の算出期間を設定します。 |
RSI_Price7 |
RSI7の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI7の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
RSI_Period8 |
RSI8の算出期間 初期値:10 RSI8の算出期間を設定します。 |
RSI_Price8 |
RSI8の適用価格 初期値:PRICE_CLOSE RSI8の算出に用いる価格の種類を指定します。 |
「RSI_Period」は、各RSIの算出を設定するための項目です。
設定した期間によって値動きに対するそれぞれのRSIの反応速度が変化します。
「RSI_Price」は、各RSIの算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。
デフォルトの状態では全て終値に設定されていますが、高値や安値、加重終値などに変更することもできます。
まとめ
「multi_rsi」の特徴をまとめると以下のようになります。
8種類のRSIを同時に表示
各RSIのパラメーターは個別に設定できる
「multi_rsi」は、RSIのパラメーターの設定を見直したい方に向いているインジケーターです。
異なる設定のRSIの動きをまとめて確認できるので、どの設定のRSIがもっとも効果的に機能しているかチェックしたいときなどに活用するとよいでしょう。