ATRで算出期間が変化する適応型RSIを表示するMT5インジケーター「ATR_adaptive_Laguerre_RSI」
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通常のRSIはn期間中のバー同士の値幅をもとに算出されますが、Laguerre_RSIはこの値幅にガンマ係数を乗算して算出されるRSIで、John F. Ehlersによって考案されました。
「ATR_adaptive_Laguerre_RSI」はこのLaguerre_RSIをベースにした市場適応型のインジケーターでMladen Rakicによって開発されました。
「ATR_adaptive_Laguerre_RSI」は、RSIの算出期間に固定値を使用せず、ATRを用いてRSI算出期間を調整することで、ボラティリティーの高い相場では俊敏に反応し、ボラティリティーの低い相場では滑らかに表示されるRSIを実現しています。
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上にRSIが表示され、上の閾値を超えた場合は水色、下の閾値を超えた場合はオレンジで表示されます。
ATR_adaptive_Laguerre_RSIを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
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MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご覧下さい。
これでATR_adaptive_Laguerre_RSIが表示されました。
ATR_adaptive_Laguerre_RSIのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの設定項目は「ATR period」「Price」「Level up」「Level down」の4項目のみで、ガンマ係数の変更はできません。
ATR period |
ATRの算出期間 |
Price |
適用価格 |
Level up |
買われ過ぎ水準 |
Level down |
売られ過ぎ水準 |
通常のRSIと比較するとボラティリティーの低い相場でのダマしシグナルは少ないように見受けられます。
「ATR_adaptive_Laguerre_RSI」もRSIをベースにしたインジケーターであるため、トレンド相場内ではダマしのシグナルを出すことが多くなりますので注意が必要です。
ノイズが少なくボラティリティーの変化に適応する便利なRSIと言えますが、通常のRSIとは少し使い勝手が違うため、慣れが必要なインジケーターかもしれません。