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平滑化処理を施したRSIを表示するMT5インジケータ-「RSI_MA」

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RSI_MAスクリーンショット

RSIのノイズに悩まされた経験はないでしょうか。

「RSI_MA」はノイズを抑えたRSIで、次のような方に向いています。

  1. RSIをよく使用する方

  2. RSIのダマしのシグナルに悩まされている方

上記のような方のためにこの記事では、「RSI_MA」について解説します。

  1. RSI_MAの概要
  2. RSI_MAを表示する方法
  3. RSI_MAのパラメーター解説
  4. まとめ

RSI_MAの概要

RSIはテクニカル分析においてよく用いられるオシレーターで、指定した期間の値上がり幅の平均と値下がり幅の平均から、現在の相場が買われ過ぎなのか売られ過ぎなのかを分析するために用いられます。

「RSI_MA」はRSIに平滑化処理を施したもので、以下の方法によって算出されます。

RSI=指定した期間の値上がり幅の平均/(指定した期間の値上がり幅の平均+指定した期間の値下がり幅の平均)

RSI_MA=RSIの移動平均

「RSI_MA」を起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインが表示されます。

一般的なRSIでは70以上で買われ過ぎ、30以下で売られ過ぎと判断され、それらの水準を示すラインが表示されることが多いですが、「RSI_MA」では表示されないため、必要な場合はインジケータープロパティの「レベル」で追加する必要があります。

MT5に元々インストールされているRSIと比較すると、平滑化処理が施されている分インジケーターの表示はノイズが少なく滑らかで、70や30といった買われ過ぎ/売られ過ぎ水準にインジケーターが到達する頻度も低いです。

RSI_MAを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

RSI_MAのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

RSI_MA

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

RSI_MAのパラメーター解説

RSI_MAパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「RSI_MA」のパラメーターは、RSIに関する項目と平滑化に関する項目で構成されています。

入力項目 入力内容

RSI period

RSIの算出期間

初期値:14

RSIの反応速度が変化します。

RSI applied price

RSIの適用価格

初期値:Close price

RSIの算出に用いる価格を設定します。

Smoothing period

平滑化期間

初期値:14

平滑化処理の度合いを設定します。

Smoothing method

平滑化方法

初期値:Simple

平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。

「RSI period」はRSIの算出期間を設定するための項目で、期間を短くするほど反応が俊敏になります。

「RSI applied price」はRSIの適用価格を設定するための項目です。

デフォルトの終値のほか、始値、高値、安値、中央値、TP、加重終値から選択できます。

「Smoothing period」は、 平滑化期間を設定するための項目で、大きな値に設定するほどノイズが少なくなります。

まとめ

「RSI_MA」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 平滑化処理を施したRSIを表示する。

  2. 買われ過ぎ・売られ過ぎ水準は表示されない。

  3. 通常のRSIと比較するとノイズが少ない。

「RSI_MA」は、ノイズが少ないRSIを探している方に適したインジケーターです。

RSIによるダマしのシグナルを少なくしたいというトレーダーは、「RSI_MA」を試してみると良いかもしれません。