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期間の違うRSIを20本同時に表示するMT5インジケーター「RSI_X20」

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RSI_X20スクリーンショット

RSIの算出期間を調整しようとしたものの、どの程度の値に設定すべきか迷った経験はないでしょうか。

「RSI_X20」は、算出期間の異なる20種類のRSIを一度に表示できるインジケーターで、次のような方に向いています。

  1. RSIの算出期間を調整したい方

  2. 算出期間の違いによるRSIの変化を観察したい方

上記のような方のためにこの記事では、「RSI_X20」について詳しく解説します。

  1. RSI_X20の概要
  2. RSI_X20を表示する方法
  3. RSI_X20のパラメーター解説
  4. まとめ

RSI_X20の概要

オシレーターの中でもRSIは、テクニカル分析でよく用いられるため、普段から使用している方も多いのではないでしょうか。

「RSI_X20」は、計算期間を一定の間隔でずらしたRSIをまとめて表示できるインジケーターです。

インジケーターの見方は通常のRSIと同じで、70以上にある場合、価格が買われ過ぎの状態であることを示し、30以下にある場合には、価格が売られ過ぎの状態にある可能性を示しています。

計算期間をずらした複数のRSI同時に表示することで、実際のトレードにおいてどのような優位性があるのかは分かりませんが、RSIの算出期間を変更することで、RSIの反応がどの様に変化するのかが良く分かります。

このインジケーターを観察するとRSIの期間が長くなればなるほど、期間を1段階変更した場合の変化が大きくなり、逆にRSIの期間が短い場合、期間を1段階変更したところで、RSIの表示はあまり変化しないことが分かります。

RSI_X20を表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

RSI_X20のダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

RSI_X20

MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT5でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

RSI_X20のパラメーター解説

RSI_X20パラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「RSI_X20」のパラメーターは、算出期間を設定するための項目と、適用価格を設定するための項目で構成されています。

入力項目 入力内容

стартовый период

基準となるRSIの算出期間

初期値:5

RSIの計算を始める最初の期間を設定します。

шаг периода

計算期間の間隔

初期値:1

RSIの算出期間を追加する間隔を設定します。

цена

適用価格

初期値:PRICE_CLOSE

RSIの算出に用いる価格の種類を設定します。

「стартовый период」は、基準となるRSIの算出期間を設定するための項目です。

「стартовый период」で設定した算出期間に、「шаг периода」で設定した期間を追加したRSIを算出します。

「цена」は、RSIの算出に用いる価格を設定するための項目です。

デフォルトの状態では終値が選択されていますが、高値や安値のほか、中央値や加重終値に設定することもできます。

まとめ

「RSI_X20」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。

  1. 算出期間を一定の間隔で追加したRSIを20本表示する。

  2. 通常のRSIと見方は同じ。

  3. 算出期間の違いによるRSIの変化を観察できる。

「RSI_X20」は、RSIのパラメーターを調整したい方に向いているインジケーターです。

算出期間ごとにRSIがどのように変化するのかを観察できるため、どの程度の算出期間に設定すべきかを検討する際に役立つでしょう。