ボラティリティーをもとにしたストキャスティクスを表示するMT5インジケーター「Stochastic_volatility」
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ストキャスティクスは価格をもとに値動きの方向や、買われ過ぎ/売られ過ぎを示すオシレーターですが、「Stochastic_volatility」はボラティリティーをもとにしたストキャスティクスで、Francesco G. Cavasinoのアイデアにもとづいて、Mladen Rakicが開発したMT5インジケーターです。
「Stochastic_volatility」はボラティリティーが極端に低水準で推移した後には、ボラティリティーが増加するという仮定にもとづいたエントリーのタイミングを表示するためのインジケーターです。
通常のストキャスティクスでは閾値に固定値が用いられていますが、「Stochastic_volatility」では偏差が用いられています。
Stochastic_volatilityを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご覧下さい。
これでStochastic_volatilityが表示されました。
Stochastic_volatilityのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの設定項目は、ストキャスティクスの算出期間を設定する項目、閾値に関する項目、算出方法に関する項目が設けられています。
Stochastic period |
ストキャスティクス算出期間 |
Stochastic slowing |
スローイング期間 |
Signal period |
シグナルライン算出期間 |
Bands period |
偏差算出期間 |
Bands deviation |
偏差 |
Price |
適用価格 |
Calculate using original stochastic |
オリジナルの「Stochastic_volatility」の平滑化方法を適用する/しない |
Calculate using original volatility |
日ごとに算出したボラティリティーを使用する/しない |
エントリーのシグナルはラインの色の変化によって示され、インジケーターの値が下の閾値を超えると、グレーのラインが緑色に変化します。
このインジケーターは値動きの方向を示すものではないため、エントリーの方向を知るにはトレンド系のインジケーターと組み合わせて使用する必要があります。
ボラティリティーが極端に低い水準で推移した後に増加するという仮定が、実際の相場においてどの程度当てはまるのか不明ですので、十分にテストを行った上で使用した方が良いかもしれません。