ストキャスティクス・モメンタムを正規化したMT5インジケーター「blau_smi」
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過去のレンジをもとに、現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを表示してくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「blau_smi」は、William BlauのStochastic Momentumをベースにしたインジケーターで次のような方に向いています。
現在の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを分析したい方
価格の向かっている方向を分析したい方
上記のような方のためにこの記事では「blau_smi」について解説します。
blau_smiの概要
「blau_smi」を起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインが表示されます。
インジケーターの値が0より高い場合、価格が上昇している状態です。
反対に0より低い場合は、価格が下降していることを示しています。
また、40を超えると買われ過ぎ、-40を下回ると売られ過ぎの状態です。
3重に平滑化されているため、ノイズも少ないです。
一方で、ラグも小さいので使い勝手の良いインジケーターと言えるでしょう。
blau_smiを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
blau_smiのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
blau_smiのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
q - period of Stochastic Momentum |
モメンタムの算出期間 初期値:5 モメンタムを算出する期間を設定します。 |
r - 1st EMA, applied to Stochastic Momentum |
1回目平滑化期間 初期値:20 指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
s - 2nd EMA, applied to the 1st smoothing |
2回目平滑化期間 初期値:5 指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
u - 3rd EMA, applied to the 2nd smoothing |
2回目平滑化期間 初期値:3 指数平滑移動平均の算出期間を設定します。 |
AppliedPrice - price type |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE blau_smの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
「q - period of Stochastic Momentum」は、「blau_smi」の算出期間を設定するための項目です。
ここで設定した期間のレンジにもとづいてインジケーターを算出します。
「r - 1st EMA, applied to Stochastic Momentum」「s - 2nd EMA, applied to the 1st smoothing」「u - 3rd EMA, applied to the 2nd smoothing」は、それぞれの平滑化期間を設定するための項目です。
期間を長く設定するほどラインの描写が滑らかになります。
まとめ
「blau_smi」について解説してきましたがポイントをまとめると以下のようになります。
William BlauのStochastic Momentumを正規化したインジケーター
値が0より上で推移している場合は価格が上昇している状態
値が0より下で推移している場合は価格が下降している状態
40を超えると買われ過ぎ、-40を下回ると売られ過ぎの可能性を示唆している
「blau_smi」は、過去のレンジをもとに直近の価格が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを分析したい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、十分なテストを実施することをおすすめします。