ノイズを低減したストキャスティクスを表示するMT5インジケーター「dssbressert」

更新日時：2022年10月11日 18:53

ストキャスティクスのノイズに悩まされた経験はないでしょうか。

「dssbressert」は、2重に平滑化を施したストキャスティクスを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。

1. 値動きの転換を捉えたい方

2. ストキャスティクスをよく使用する方

以上のような方のためにこの記事では、「dssbressert」について解説します。

1. dssbressertの概要
2. dssbressertを表示する方法
3. dssbressertのパラメーター解説
4. まとめ

dssbressertの概要

「dssbressert」を起動すると、サブウィンドウ上に青とピンクの帯が表示されます。

先述の通り、「dssbressert」はストキャスティクスをベースにしているため、インジケーターの見方はストキャスティクスと同じです。

80以上の水準で帯が青色からピンクに変化した場合は、値動きが下に転換する可能性を示唆しています。

反対に20以下の水準でピンクから青に変化した場合は、値動きが上に転換する可能性を示すシグナルです。

平滑化が施されているため、通常のストキャスティクスよりもノイズが少なくなっている点が「dssbressert」の特徴です。

dssbressertを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

dssbressertのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「EMA period」は、指数平滑移動平均の算出期間を設定するための項目です。

大きな値に設定すると、インジケーターのノイズが少なくなります。

「Stochastic period」は、ストキャスティクスの算出期間を設定するための項目です。

大きな値に設定するとインジケーターの変化が緩やかになります。

「Horizontal shift (in bars)」は、水平方向のシフトを設定するための項目です。

設定値に応じて、インジケーターの表示位置が左右に移動します。

まとめ

「dssbressert」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになりますので

1. 2重に平滑化したストキャスティクスを表示

2. インジケーターの値が80を超えている場合は買われ過ぎの状態

3. インジケーターの値が20を下回っている場合は売られ過ぎの状態

「dssbressert」は、値動きの転換を捉えたい方に向いているインジケーターです。

ストキャスティクスをベースにしているので、ストキャスティクスをよく使用する方であれば、使い方で戸惑うことは少ないでしょう。

通常のストキャスティクスのノイズに悩まされている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。