ノイズを抑えたストキャスティクスを表示するMT5インジケーター「zerolagstochs」
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ストキャスティクスのノイズに悩まされた経験はないでしょうか。
「zerolagstochs」は、複数のストキャスティクスをもとに算出したインジケータで、次のような方に向いています。
ストキャスティクスのノイズに悩まされている方
ストキャスティクスをよく使用する方
この記事では「zerolagstochs」について詳しく解説します。
zerolagstochsの概要
「zerolagstochs」は、5種類のストキャスティクスの値を用いて、さらにストキャスティクスを算出したインジケーターです。
各ストキャスティクスの値は重みづけされており、それぞれの値の比重を調整することができます。
通常のストキャスティクスと比較すると、ノイズが少なくなっている点が特徴です。
インジケーターの見方は、一般的なストキャスティクスに準ずるものと考えられますが、使用する前にバックテストを実施しておいた方が良いでしょう。
zerolagstochsを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
zerolagstochsのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
zerolagstochsのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Slowing |
スローイング 初期値:3 スロー%Dの算出期間を設定します。 |
smoothing |
平滑化期間 初期値:15 ストキャスティクスの平滑化期間を設定します。 |
MA_Method |
平滑化方法 初期値:MODE_SMA スローイングの平滑化方法を設定します。 |
Price_field |
適用価格 初期値:STO_LOWHIGH ストキャスティクスの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
Factor1 |
係数1 初期値:0.05 ストキャスティクス1の係数を設定します。 |
Kperiod1 |
%K1の期間 初期値:8 %K1の算出期間を設定します。 |
Dperiod1 |
%D1の期間 初期値:3 %D1の算出期間を設定します。 |
Factor2 |
係数2 初期値:0.10 ストキャスティクス2の係数を設定します。 |
Kperiod2 |
%K2の期間 初期値:21 %K2の算出期間を設定します。 |
Dperiod2 |
%D2の期間 初期値:5 %D2の算出期間を設定します。 |
Factor3 |
係数3 初期値:0.16 ストキャスティクス3の係数を設定します。 |
Kperiod3 |
%K3の期間 初期値:34 %K3の算出期間を設定します。 |
Dperiod3 |
%D3の期間 初期値:8 %D3の算出期間を設定します。 |
Factor4 |
係数4 初期値:0.26 テキスト4の係数を設定します。 |
Kperiod4 |
%K4の期間 初期値:55 %K4の算出期間を設定します。 |
Dperiod4 |
%D4の期間 初期値:13 %D4の算出期間を設定します。 |
Factor5 |
係数5 初期値:0.43 ストキャスティクス5の係数を設定します。 |
Kperiod5 |
%K5の期間 初期値:89 %K5の算出期間を設定します。 |
Dperiod5 |
%D5の期間 初期値:21 %D5の算出期間を設定します。 |
「Slowing」は、スロー%Dの平滑化期間を設定するための項目です。
期間を長く設定するほど、スローストキャスティクスの反応が緩やかになります。
「Factor1」から「Factor5」は、各ストキャスティクスに重み付けするための係数を設定する項目です。
設定した値に応じて各ストキャスティクスの値の比重が変化します。
まとめ
「zerolagstochs」の特徴をまとめると以下のようになります。
5種類のストキャスティクスをもとに算出される
通常のストキャスティクスと比較するとノイズが少ない
「zerolagstochs」は、ストキャスティクスのノイズに悩まされている方に向いているインジケーターです。
ストキャスティクスをよく使用する方は、一度試してみてはいかがでしょうか。