ATRでフィルタリングしてトレンドの方向を表示するMT5インジケーター「Volatility_quality」
更新日時:2019年07月03日 18:09
「Volatility_quality」は、Thomas Stridsmanによって考案されたオリジナルのVolatility_qualityを、ATRでフィルタリングしてノイズを低減させたインジケーターで、Mladen Rakicによって開発されました。
開発者によると「Volatility_quality」のフィルタリングにpipsによる固定値を用いた場合、一つの銘柄・一つの時間枠でしか機能しないため、通貨ペア・時間枠を切り替えると、その都度調整が必要になることから、ATRの割合をフィルターとして採用したとのことです。
インジケータを起動すると、サブウィンドウ上にラインが表示され、インジケーターの値が増加している場合は緑色、減少している場合はオレンジでラインが表示されます。
インジケーターの値が0より高い水準で推移している場合は、現在の相場が上昇トレンドに入っている可能性を示しており、反対に0より低い水準で推移している場合は、下降トレンドに入っている可能性を示しています。
Volatility_qualityを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
↓↓↓↓↓インジケーターの導入手順が分からない方は↓↓↓↓↓
これでVolatility_qualityが表示されました。
Volatility_qualityのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
パラメーターの項目は、「Price smoothing period」「Price smoothing method」「Filter (% of ATR)」の3項目で構成され、初期設定の値は「Price smoothing period」が5、「Price smoothing method」がLWMA、「Filter (% of ATR)」が20に設定されています。
Price smoothing period |
価格の平滑化期間 |
Price smoothing method |
価格の平滑化方法 |
Filter (% of ATR) |
フィルター値 |
インジケーターの開発者によると、ラインの色の変化をシグナルとして使用できるとのことです。
「Volatility_quality」はトレンドの方向を示すインジケータですが、単体でエントリーのタイミングや水準を計るのは難しいため、他のインジケーターと組み合わせて使用した方が良いかもしれません。
また、実際の相場でどの程度をうまく機能するのか、十分にテストを行った上で使用することをお奨めします。
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