過去の価格からの変化の度合いを表示するトレンドフォロー系のオシレーターを表示するMT4インジケーター「XaosExplorer」
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トレンドが発生したことを知らせてくれるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「XaosExplorer」は次のような方に向いています。
トレンドの発生を分析したい方
トレンドの方向を分析したい方
この記事では上記のような方のために、「XaosExplorer」について解説します。
XaosExplorerの概要
「XaosExplorer」は直近の価格がn期間前の価格に対し、どの程度の変化したのかを算出し、売りと買いのシグナルを表示するオシレーターで、Edward Samokhvalovによって開発されました。
インジケーターを起動するとサブウィンドウ上に4本のラインとひし形の記号が表示され、グレーのラインは終値をもとに算出した値、黄色のラインは始値をもとに算出した値、銀色のラインは高値をもとに算出した値、金色のラインは安値をもとに算出した値を示しています。
朱色のひし形は相場が下降トレンドに入った可能性を示し、黄緑色のひし形は相場が上昇トレンドに入った可能性を示しています。
「XaosExplorer」の各ラインは以下の方法によって算出されます。
XaosExplorer=N期間前の価格/現在の価格
上記の方法で始値・終値・高値・安値を用いてそれぞれの値を算出します。
オシレーター形式ではありますがトレンドフォロー型のインジケーターですので、相場にトレンドが存在している場合はそれなりにうまく機能するようです。
動意の薄い相場ではダマしのシグナルも多くなるため、そういった相場での使用は避けた方が良いでしょう。
XaosExplorerを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
XaosExplorerのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
XaosExplorerのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「XaosExplorer」のパラメーターは、価格を比較する時間を設定するための項目とアラート・シグナルに関する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
Separation |
期間 初期値:15 価格を比較する期間Nを設定します。 |
AlarmOn |
アラートの有無 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
SHOW_SIGNALS |
シグナル表示の有無 初期値:true falseに設定するとシグナルが無効になります。 |
indicator_lev1 |
売りシグナル 初期値:1.0023 売りシグナルを表示する閾値を設定します。 |
indicator_lev2 |
買いシグナル 初期値:0.9979 買いシグナルを表示する閾値を設定します。 |
「Separation」は価格を比較する時間を設定するための項目で、長い期間に設定するほど長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
「AlarmOn」は、アラートの有効・無効を設定するための項目です。
デフォルトの状態では無効になっているので、必要な場合はパラメーターをtrueに変更しましょう。
まとめ
「XaosExplorer」の特徴をまとめると以下のようになります。
一定期間中の価格がどの程度変化したのかを表示する。
朱色のひし形は相場が下降トレンドに入った可能性を示すシグナル。
黄緑色のひし形は相場が上昇トレンドに入った可能性を示すシグナル。
「XaosExplorer」は、トレンドを捉えたい方に向いているインジケーターです。
メジャーなインジケーターではないため、実際のトレードで使用する場合は事前に十分なテストを行うことをおすすめします。