平滑化した平均足が示す相場の転換を記号で表示するマルチタイムフレーム表示対応のMT5インジケータ－「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」

更新日時：2021年02月06日 23:01

トレンド転換を確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」は、平均足をベースにしたインジケーターで、次のような方に向いています。

1. トレンドの転換を分析したい方

2. マルチタイムフレーム分析を行っている方

この記事では、「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」について解説します。

1. Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFの概要
2. Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFを表示する方法
3. Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFのパラメーター解説
4. まとめ

Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFの概要

平均足は一見するとローソク足チャートのように見えますが、ローソク足が始値・終値をそのまま表示しているのに対し、平均足は前のバーの始値と終値の中央値を始値とし、当日の始値・高値・安値・終値を合計し割ったものを終値として表示します。

そのため、ローソク足よりもトレンドを識別しやすいチャートになります。

平均足に平滑化処理を施してさらにノイズを少なくしたものが、Heiken_Ashi_Smoothedで「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」は、Heiken_Ashi_Smoothedの発するシグナルをマルチタイムフレームで表示するインジケーターです。

「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」は平均足そのものは表示せずに、平均足によって示されるトレンドが反転したポイントに記号を表示します。

トレンドが上方向に反転した場合は水色の星印が表示され、反対に下方向にトレンドが反転した場合はピンクの星印を表示。

インジケーターのシグナルはパラメーターで設定した時間枠で算出された平均足にもとづくもので、初期設定では4時間に設定されています。

自身が取引している時間枠より大きい時間枠を設定することで、短期的に相場が向かっている方向が長期的な相場の動きに逆らった動きなのかどうかを知ることができ、利益の乗っているポジションを維持し続けるかイグジットするか参考にすることもできます。

方向感のない持ち合い相場ではダマしのシグナルが出やすくなるため、そういった場面で使用する場合は注意が必要です。

Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTFのパラメーター解説

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

「Период графика индикатора」は、インジケーターを表示する時間枠を設定するための項目です。

4hoursに設定した場合はチャートの時間枠に関わらず、4時間足で算出した結果を表示します。

「параметр усреднения」は、設定した移動平均の種類によって役割が変化し、単純移動平均や指数平滑移動平均などでは無効になります。

「Символ покупки」「Символ продажи」は、平均足の方向が変わった際に表示する記号の種類を設定するための項目で、任意のマーカーに変更できます。

まとめ

「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」の特徴は以下の通りです。

1. 平均足が転換したポイントに記号を表示する。

2. 平均足が上に転換した場合は青色の星印を表示する。

3. 平均足が下に転換した場合はピンクの星印を表示する。

「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。

「Heiken_Ashi_Smoothed_Trend_HTF」のみでエントリーのタイミングを計るのは難しいため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。