10の異なる時間枠のトレンドを一度に表示できるMT5インジケータ-「MultiJMACandleTrend_x10」
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複数の時間枠のトレンドをまとめて確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「MultiJMACandleTrend_x10」は、上記の機能を備えたインジケーターで、次のような方に向いています。
マルチタイムフレーム分析を行っている方
複数の時間枠のトレンドをまとめて確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「MultiJMACandleTrend_x10」について解説します。
MultiJMACandleTrend_x10の概要
「MultiJMACandleTrend_x10」は、JMACandleTrendで検出したトレンドを表示するもので、同時に10種類の異なる時間枠のトレンドを把握することができ、表示する時間枠はパラメーターから指定することができます。
このインジケーターを使用するにはterminal_data_folder\MQL5\IncludeフォルダにSmoothAlgorithms.mqhをコピーする必要がありますので、必要な場合は後述のリンクからインジケーターと一緒にダウンロードしておきましょう。
「MultiJMACandleTrend_x10」を起動するとサブウィンドウ上に10本のラインが表示され、一番下に表示されているラインが時間枠1で、一番上に表示されているラインが時間枠10のトレンドを示しています。
初期設定の状態では、1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、8時間、12時間、1日、1週間、1ヶ月に設定され、ラインが水色の場合は対応する時間枠で上昇トレンドが検出されたことを示し、ラインがピンクの場合は下降トレンドが検出されたことを示しています。
また、ライン上の星印は該当する時間枠のバーが変更された場合に表示されます。
MultiJMACandleTrend_x10を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
MultiJMACandleTrend_x10のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
MultiJMACandleTrend_x10のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
период графика 1 |
時間枠1 初期値:PERIOD_H1 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 2 |
時間枠2 初期値:PERIOD_H2 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 3 |
時間枠3 初期値:PERIOD_H3 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 4 |
時間枠4 初期値:PERIOD_H4 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 5 |
時間枠5 初期値:PERIOD_H6 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 6 |
時間枠6 初期値:PERIOD_H8 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 7 |
時間枠7 初期値:PERIOD_H12 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 8 |
時間枠8 初期値:PERIOD_D1 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 9 |
時間枠9 初期値:PERIOD_W1 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
период графика 10 |
時間枠10 初期値:PERIOD_MN1 トレンドを表示する時間枠を設定します。 |
метод усреднения |
平滑化方法 初期値:MODE_JJMA 移動平均の算出方法を設定します。 |
глубина усреднения |
平滑化期間 初期値:30 移動平均の算出期間を設定します。 |
параметр усреднения |
位相 初期値:15 JMAの位相を設定します。 |
размер неучитываемого гэпа в пунктах |
ギャップ 初期値:10 考慮しないギャップを設定します。 |
「период графика 1」から「период графика 10」までの項目は、トレンドを表示する時間枠を設定するための項目です。
デフォルトでは1時間足から月足に設定されていますが、分足に設定することもできるので、必要な場合は変更しましょう。
「глубина усреднения」は、平滑化期間を設定するための項目で、設定値に応じてインジケーターの反応速度が変化します。
まとめ
「MultiJMACandleTrend_x10」の特長は以下の通りです。
JMACandleTrendで検出したトレンドを時間枠別に表示する。
上昇トレンドは水色、下降トレンドはピンクのラインで表示される。
ラインの色が変化したポイントには星印が表示される。
「MultiJMACandleTrend_x10」は、相場の大局を把握しておきたい方に適したインジケーターです。
マルチタイムフレーム分析を取り入れている方であれば、活用できる場面があるのではないでしょうか。